*たわごとコラム

展示会の準備も大詰めです。

展示会の準備も大詰めです。

今回のテーマは「絵になる絵本」なので、魅力的なカバーデザインの本を中心に準備しました。
何をもって「魅力的」と感じるかは十人十色ですが、そこはもう主催者の好みで選んでいます。
最近ではそういうのを「インスタ映えする絵本」っていうんだそうですが、

プレシャス・ブックスとしてはやっぱり「絵になる絵本」の方がしっくりきます。
ペーパーバックの小説や、レシピ本など絵本ではないものも含め、
あれこれ魅力的なカバーデザインの本を集めて「絵になる本」のコーナー(棚)を一つ設ける予定です。

基本的には国際映画祭の協力イベントなので、なるべくたくさんの国の絵本を展示しようと思っています。
また起雲閣イメージに合わせて、昭和初期に発行された「国際画報」という雑誌も展示します。
この雑誌も、カバーデザインがとても素敵で一見の価値ありです。

展示会なので一応、あちこちに「ドントタッチ」マークが付くと思いますが、
混雑時でなければ手にとって見ていただくことも可能です。
広縁にソファもありますし、和室なのでもちろんその場で座っていただいてもOKです。

またもしも、『こんな本が見てみたい』というようなご要望などありましたら、
お気兼ねなく問い合わせフォームからリクエストしてくださいね。
プレシャスブックスの書庫にあるものでしたら、当日お持ちします。
例えば、「どこそこの国の絵本」とか、「だれそれの作品」とか・・・ざっくりとした条件であれば、
お答えできる可能性が高くなります。

さてさて、開催日まであと数日。
和室に並ぶ異国の絵本・・・楽しみにしていてくださいね。
私自身も、楽しみです。笑

展示会、準備中。

いよいよ今月末に迫った「絵になる絵本たち展」の準備を進めています。

これまでにも何度かイベントを開催していますので、
本の展示の仕方など、それなりに学んできたこともあるのですが、なにせ今回の会場は“純和室”。
床の間や書院、広縁まで備わった、由緒正しきお座敷です。
老舗旅館の客間といえば、伝わりやすいでしょうか。
どうやって展示したらよいか、ちょっと頭を悩ませています。

起雲閣は、もともとは大正時代に大富豪が建てた別荘で、
日本の伝統的な建築様式と、外国の様式が融合された独特な作りになっています。
昭和22年に旅館として生まれ変わって、
以降は日本を代表する多くの文豪〈 山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、武田泰淳〉に愛されました。
現在では文化交流の場となり、尾崎紅葉や坪内逍遥の資料を常設展示している客間もあります。

つまり起雲閣は和と洋が調和した建物で、しかも、”本”というものにも歴史的に深い縁があるのです。
そう考えると、起雲閣の和室に国際色豊かな本を展示することは、それほど異質なことではありません。

いずれにしても、貴重な体験をさせていただいていることは確かです。
少しずつ、床の間や座卓に絵本が並ぶ光景が見えてきています。

絵になる絵本たち展

前回のコラムでお知らせした絵本展の詳細が決まりましたので、ご案内します。


絵になる絵本たち展
会期:2018年6月28日(木)・29日(金)
会場:熱海起雲閣 鶯の間 (詳細は下記)

人はいつまでが子どもで、いつから大人になるのでしょう?
その明確な境界線がないように、絵本にも年齢制限はありません。
魅力的な装画や挿絵に彩られた絵本は、
世代を超え、時代を超え、国境を超えて、目にするものの感性を揺さぶり、
まるで一つのアート作品のような存在感を放ちます。
本展でご紹介するのは、そうした「絵になる絵本」の数々です。


もしも、この日に熱海国際映画祭にいらっしゃるご予定がありましたら、立ち寄ってみてください。
起雲閣は入館料が必要なのですが、他の和室で飾り結び(日本のひも文化)や
佐藤弘人氏の陶芸作品も展示されますし、建物自体かなり見ごたえがあります。
お時間にゆとりを持ってお越しくださいね。

熱海国際映画祭 協力イベント in 起雲閣

熱海国際映画祭HP
http://atamifilmfestival.jp/

 


会場のご案内:熱海 起雲閣

住所 〒413-0022 静岡県熱海市昭和町4-2
電話番号 0557-86-3101 (起雲閣)
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30迄)
定休 毎週水曜日(祝日の場合は開館)・年末
料金 大人510円(団体の場合410円)・中高生300円(団体の場合200円)・小学生無料
駐車場 37台 駐車料金:無料 ※大型バスは不可
アクセス JR熱海駅より相の原方面行きまたは起雲閣循環バスにて約10分→起雲閣前下車

起雲閣HP
http://www.atami-zocalo.jp/2018/03/10/kiunkaku/
https://fontenu-atami.com/guide/%E8%B5%B7%E9%9B%B2%E9%96%A3/

 

 

展示会を開くことになりました。

久しぶりに展示会を開くことになりました。

6月28日と29日の2日間限り。
地元熱海で開催される国際映画祭の協賛イベントです。

場所は市内にある起雲閣という施設。
大正の名邸と称される歴史的建造物の一室が会場となります。


起雲閣HP
http://www.atami-zocalo.jp/2018/03/10/kiunkaku/
https://fontenu-atami.com/guide/%E8%B5%B7%E9%9B%B2%E9%96%A3/

熱海国際映画祭HP
http://atamifilmfestival.jp/

 

 

映画に絵本ってどういうこと?
しかも和室で?

という声が聞こえてきそうですが、それを説明すると前置きが長〜くなってしまうので、
まずは日程と場所のお知らせのみ。
とにもかくにも、いろいろなご縁をいただいて、開催する運びとなりました。

いやはやそれにしても、プレシャスブックスを始めたのは2002年のこと。
この16年の間に、本を取り巻く環境も、プレシャスブックスや私自身も、世界も日本も、ガラリと変わりました。

あれやこれや、なんやかんやあって・・・・・今年、熱海の起雲閣で絵本展。
16年前には予想だにしなかった展開です。

いろんな国をめぐって、日本に帰結。
そんな感じの雰囲気になると思います。

詳細が決まりましたら、改めてこちらでご案内させていただきます。

ねこ と ことり

   
きみは たまたま ねこ に生まれたんだね。
だから タマ っていう名前なの?

ねこ ってどんなかんじ?

人間と暮らしてるんだってね。
それって どんなかんじ?

   

きみは どういうわけか とり に生まれたんだね。
だから 名前がないの?

とり ってどんなかんじ?

空を飛べるんだってね。
それって どんなかんじ?

ちょっとだけ さわってみてもいい?

明けまして、おめでとうございます。

今年は戌年。
年賀状に、久々にクロッキー(店主C)の登場です。


 

Happy Holidays!

 

窓辺にこんなライトを灯してみました。
周りが柔らかな光に照らされて、あたたかな空間になりました。
結構大きくて、外からもよく見えます。
道行く人にお裾分けしているみたいな、うれしい気持ち。

 

 


年末年始のお知らせ

プレシャス・ブックスは12月28日から1月4日までお休みをいただきます。
この期間にいただいたご注文やご質問につきましては、
お返事が1月5日になりますので何卒ご了承ください。

 

自分の色を持つということ。

「カプリの青」を見たのは、もう25年以上も前のこと。
イタリア南部の街、ナポリの港から船でカプリ島に渡り、そこからまた小さな舟に乗り換えて海上の洞窟に向かいました。
「青の洞窟」と呼ばれるその場所に、「青」を見に世界中から多くの人が集まります。

数日前、イッテQ!というテレビ番組で、イモト アヤコさんがその「青」を取材していました。
彼女のレポートが、とても印象的だったので思わずメモ。

   「こういうのって、写真とかだとちょっと盛ってる感じがするけど、全然盛ってない。めっちゃ、真っ青。」

   「青の中でも、最も青い。自然でできてる青ですもんね。」

25年前、「盛る」なんていう表現はありませんでした。苦笑
「盛ってない」ということは、「ありのままの」ということです。

番組中でさらに、イモト アヤコさん作の詩が、紹介されました。

   「青いよ 青いよ 青の洞窟は 青いよ
   加工しないでも 青いんだよ

   青のカエルは すっごい薄かったよ
   七色の大地は ほぼ茶色だったよ
   黄金の洞窟は くすんでいたよ

   でも 青の洞窟は 本当に青いんだよ  アヤコ 」

ここは、笑うところ。
実際に、私も大笑いしました。

つまり、事前に見た写真と、実際に取材に訪れて見た実物の色があまりにも違うことが多かった・・・と言っているのです。
番組では、綺麗な資料写真と、実際に取材した時の様子の比較映像が、詩と一緒に流されていました。

イモトさんは世界中を旅していますから、そういうギャップを感じることは少なくないはずです。
そんな彼女が、「全然盛ってない。めっちゃ、真っ青。」というのですから、本当に真っ青だったのでしょう。

私も実際にこの目で見たので、分かります。

なぜ、バラエティ番組のお笑いポイントだったこの詩を、わざわざこんな風に取り上げたくなったかといえば、
イモトさんがいうところの「盛った写真」について、思うところがあったからです。

25年前には、インターネットもスマートフォンもなく、私が持参したガイドブックに掲載されている写真は、ほとんどがモノクロでした。
なので、イモトさんが詩にしたようなギャップを感じることは、今ほど多くはありませんでした。
もちろん、自分の中で勝手に膨らませた期待と実物の違いを知って、がっかりするようなことはありました。
けれども逆に、予想以上のものを見て感動することの方が多かったのです。
いずれにしても、実際にその場に訪れて、自分の目で見て、触れて、空気ごと感じ取ることで、本物を知ることができます。
本物を知って初めて、メディアに載った情報が「ありのまま」ではないことを、はっきりと自覚できます。
誰かが撮った写真には、必ず「誰か」というフィルターがかかっています。
なんらかの「加工」がされていれば、さらに情報は変化します。

「盛った写真」がもてはやされる今という時代は、誰かがつくった色を、本物だと勘違いしやすい。
そこにギャップがあるのだということ自体に、なかなか気づけません。
それを無意識のうちに「知っている」と思い込んでしまう。
物心ついた時から、バーチャル世界に触れる時間が多くなっている世代は、なおさらです。

「青いよ 青いよ 青の洞窟は 青いよ 加工しないでも 青いんだよ」と世界を駆け巡っているイモトさんが教えてくれています。
「盛った情報」ばかりがもてはやされるTV番組では、珍しいことです。

本物の「カプリの青」を知るためには、青の洞窟に行かなければなりません。
そこで、自分の目に焼き付けた色だけが、自分にとっての本物の色。
そしてその色は、人それぞれに違います。

ちなみに、これは25年前にフィルムカメラで撮った「カプリの青」。
経年劣化してみごとに褪色しています。

 

けれども、私の中に焼きついた「カプリの青」は、いつまでたっても色褪せません。
温度や匂いや空気感や、何よりも思い出が折り重なった、唯一無二の「青」。
どんな高性能カメラにも写らない、私だけの「青」です。

そしてこれが、加工した画像。
古すぎて、盛りきれない。。。笑

ビリビリの絵本が何故?


絵本がビリビリ!
一瞬、びっくりしてしまう画像ですよね。

これ、ポーランドから届いた荷物の梱包材として使われていたんです。
箱を開いたとき私もびっくりしました。
これまでに様々な国からの荷物を受け取ってきましたが、こんなことは初めて。
ついつい、一枚一枚広げて表裏眺めてしまいました。

良くも悪くも、荷造りの仕方にはお国柄が出ます。
加えて、梱包した人の人柄も出ます。

段ボールがものすご〜く頑強な国、段ボールそのものを使わない国、
プチプチがある国、ない国、衝緩材を入れない国、
伝票ではなく、荷物に何十枚もの切手が貼られている国、
やたらとビニールテープでぐるぐる巻きにする国・・・
箱や梱包材の材質、パッキングの仕方、伝票の書き方・・・
国によって様々です。

とにかく荷姿から、たくさんのことが伝わってきます。

で・・・
このビリビリの絵本。
よく見ると、製本される前の刷見本か、校正刷です。
コンテンツには見覚えがあって、原書はフランスの作品。
ポーランドの出版社がフランスの出版社と契約して、翻訳出版することになったようですね。
一昔前までは経済格差が大きくて、容易なことではなかったはずです。

それにしても何故、こんなものが梱包材に使われたのでしょうか?
出版に携わる現場と、出荷の現場が、色々な意味でものすごく近いということですかね。

ポーランド語版のこの絵本を目にしたとき、まずこの梱包材が脳裏に浮かびそう・・・

宇宙を洗い流す、そよ風

こんな絵を見るとホッとします。

上から
JEAN DE BRUNHOFF
新井 良二
長 新太
仙厓
地元の小学生

一番下の絵以外は、大人が描いた絵です。
言うまでもなく3番目までは絵本作家さんで、4番目の仙厓さんは江戸時代の禅僧です。
以前手にした仙厓さんの作品集に「宇宙を洗い流す、そよ風」という紹介文がありました。
その表現がとても印象に残っています。

仙厓さんは73歳の時「世の中には法があるが、自分の絵には法などない・・・」と
「厓画無法」を宣言しています。
つまり、「何ものにも縛られず、自由に絵を描きます!」宣言をしたのです。
そしたらこういう絵になったんですね。

何ものにも縛られず吹いてくるそよ風は、宇宙(心)の隅々にまで行き届いて、
何ものかに縛られてカチコチになってしまったものを洗い流してくれるようです。

 

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2月20日(10時〜17時)一時サイトが表示されなくなります。

サーバー移転作業のため、2月20日(10時〜17時)一時サイトが表示されなくなります。

18時以降は、通常通り表示される予定です。

 

 

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春の、ある晴れた日、
近くの公園に梅を観に行きました。

その日は、花も木も山も空も人間も、もうなにもかも・・・
空気でさえもキラキラと光り輝いて見えました。

春が来て、芽吹き、花が咲く・・・連綿と続く、自ら然るべき営み
何の淀みもないその流れを、人間は美しいと感じるのかもしれません。

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