*たわごとコラム

It’s gorgeous day!

寒くもなく、暑くもなく、爽やかな風が吹いていて、
雲一つない青い空・・・
今日はそんな一日でした。

いつだったか、今日と同じような秋晴れの日に、知り合いのアメリカ人・J.J.が、
手を大きく広げて「It’s gorgeous day!」と鼻歌まじりに言っていたのを思い出します。
それまでの私は、gorgeous(ゴージャス)という言葉に、きらびやかで高価で、
もっと装飾的なイメージを持っていました。
“ゴージャス=豪華=人工的で、物質的な豊かさ”という印象だったのです。

『今日のような日は、一生のうちにどれくらいあるかしら?』
ついついそう考えてしまうのが私の癖。
爽やかな日というだけではなくて、とりあえず、こういう日を楽しめるような心のゆとりが少しでもあること。平穏や健康が大きく失われていたなら、そんなゆとりは失われてしまうかもしれないので「It’s gorgeous day!」と叫ぶことのできる日は、そう多くないような気がするのです。

そう思うと、こんな日を漫然と過ごしてしまうのは心底もったいなくなって、いつも即興でイベントを企画します。即興ですから、大したことをするわけではありません。ちょっと遠くまで散歩をしてみたり、高いところに登ってみたり・・とにかく外に出て行きます。
仕事とか、家事とか、あれとかこれとか、やらなくてはいけないことが山積していても、大勢に影響がないものはとりあえず一時停止にして、できるだけ頭を空っぽにして出かけます。たった一時間でもいいのです。人生に何度とないgorgeous dayを味わうためなのですから・・・

今日は、“海でコーヒーを飲もうじゃないか!”というイベントを実行しました。
家を出る直前に、丁寧にコーヒーを入れてポットに詰めました。
gorgeous dayに缶コーヒーは似合いません。紙コップでもダメだ!・・と思いました。
ですから、カップも持参して、それから店主Cのおやつも持って出かけました。

ゴージャスデーコーヒーはほんのちょっとだけ浜砂まじりになりましたが、 それも海のスパイスということで・・・
いつものお散歩が、なかなかゴージャスなイベントになりましたよ。

次はビールかな・・(笑)

ゴージャスデー2
*浜辺にある小さな公園のベンチは、地元のおじさんたちの特等席。
藤棚が日よけになっています。

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