*たわごとコラム

「マシュリカの旅(原題:DAREK)」

「マシュリカの旅(原題:DAREK)」は、私にとって特別な絵本です。
数年前に、この本に一目惚れした時には、まさか後に自分が翻訳出版に関わることになろうとは思ってもみませんでした。今振り返ってみると、DAREKはプレシャスブックスにたくさんの“不思議な縁”をもたらしてくれました。その数々の縁によって、翻訳本の出版が実現したのです。

ご存知の通り、DAREKの作者はパレチェクさんの奥様、出版したのはお嬢さんです。 私はそれを知った時、この絵本にはパレチェクさんご夫婦が本当に伝えたいと思っていらっしゃるメッセージが込められているのだと感じました。

DAREKはチェコ語でプレゼントという意味です。物語を読むと、まさにこの作品はお二人からの“プレゼント”なのだということが分かります。また、私がこうしてこの本を皆さんにご紹介しようとしていることそのものが、いつの間にか受け取っていた“プレゼント”なのではないかと思えてきます。DAREKは、人から人へと伝わり、様々な縁を生み出し、喜びを広げました。その事実が、この絵本の内容にそっくりそのまま重なります。

「マシュリカの旅」が出版されることを、パレチェクさんご夫婦もとても喜んでいらっしゃいます。先日、パレチェクさんから送られてきたメッセージには「日本での発売をとても楽しみにしています」というコメント共にイラストが描かれていました。犬がシャンパングラスとリボンを持っている絵です。

実はこの犬、店主Cなのです。
いつからかパレチェクさんは、メッセージにいつも店主Cを描いてくださるようになりました。「マシュリカの旅」に同封させていただこうと思っているプレゼントは、このイラストを添えた、原書の表紙と同じデザインのカードです。このカードは、パレチェクさんご夫妻がご好意で送ってきてくださったものです。

DAREK-CARD
(パレチェクさんに了解を得て掲載させていただきました。)
*数に限りがありますので、無くなり次第プレゼント企画は終了させていただきます。

「マシュリカの旅」に込められたメッセージが、一人でも多くの人の元に届きますように。

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