*たわごとコラム

お知らせ

お休みのお知らせ

直前のお知らせで恐縮なのですが、7月29日から7月31日までの間、
お休みをいただくことになりました。
ちょっと早いのですが、文字通りお盆休みです。
私は東京郊外の生まれなのですが、その街では“中盆”といって、
旧盆と新盆の中間がお盆の時期なのです。

こちらに越してきて、東京は私にとって“帰る場所”になりました。
対向車線の渋滞を眺めながら、泊まり掛けでお墓参りに行ってきます。

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新本の商品説明に、「品質」のレベル表示をすることにしました。

プレシャスブックスでは、お蔵出しの本を扱うこともありますし、
また、国によっては、印刷製本の技術が劣る場合もあります。
未使用の新本とはいえ、品質は様々なので、
より詳しい表示が必要だと考えた次第です。
今までは、個別に文章でご説明してきましたが、それに加えて
星の数で視覚的にも表示できるように工夫してみました。

インフォメーションに詳細を記載しましたので、是非、御一読ください。

本日、新着ページと、チェコの本たちにこの表示を加えました。
数日中には作業を完了する予定です。

判定はあくまでも店主の個人的な感覚によるものなので
特に気になる点、ご不明な点がありましたら
お気兼ねなくお問い合せくださいね。

浜辺の作品

昨日は用事があって、山向こうの街に出掛けました。
途中、海沿いの道を走ったので
一時停車して、お散歩タイム。

外海の遊泳禁止区域、砂利浜で、丸い石の宝庫でした。

7-23b.jpg
誰かが残した作品・・・

7-23c.jpg
波が残した作品・・・

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私が残した作品・・・

鳥の卵のような丸い石を見つけたので、つい。
(これは石です!)
制作時間1分の即行作品。

店主Bによれば、浜に巣を作る野鳥の卵は、
こういう石の擬態なのだそうです。

子供の頃なら、間違えなく持ち帰って、
宝物箱に入れていたことでしょう。

「ホタルって、知っていますか?」

「ホタルって、知っていますか?」

おそらく、知らないと答える人はあまりいないのではないかと思います。
年齢にもよると思いますが、子供だってほとんどが「知ってるよ〜」
と答えると思うのですが、どうなんでしょう?

中学生になるまで実際に見たことはありませんでしたが、
私だって知ってはいたのです。
それも、蝶やとんぼと同じくらいに、身近に感じていました。
なんでかな?
写真や映像で見ていたから?
絵本やおとぎ話に出てきたからでしょうか?
学校でちょっとだけ“冷たい光”の不思議を 習った記憶もあります。
けれども、見たことはなかったんです。実際には・・・

いつだったか新聞に
日の出を見たことがない子供が増えているという記事が載っていました。
“日の出”も、誰もが知っているものですよね。
太陽は毎日万人の頭の上を通り過ぎていっているのですから、
太陽そのものを見たことがない子は、特別な場合を除いてはないと思うのですが
“日の出”を見たことがないという子は、結構多いのだそうです。

ニワトリの絵に4本足を描いた子供の絵も、以前かなり話題になりましたが
これも似たような論点だったと思います。

考えてみれば、こんな情報社会ですから、知っているけど見たことはない
なんてものはいくらでもあるわけなんですが、
実際に経験したことと、ただ単に知っているだけのものは大違いなんですよね。
誰だったかその違いを“知恵”と”知識”という言葉で表現していました。

遠い所に行ったり、タイムワープしなければ見られないものは、
それはもう“ロマン”ですから、
『いつかは見られるかな〜』くらいに思っておくとして、
知ってはいるけど見たことがないもののうち、
ちょっとだけ足を伸ばせば、
ちょっとだけ早起きすれば、
要するにその気になればいつでも見られるものを思い起こして
“実際に○○○を見に行ってみようではないか企画”を
今後少しずつ実行してみようかと思っています。

早速、店主Bに
「身近にあって、よく知ってるのに、見たことないものな〜んだ」と
聞いてみたところ、

「自分の後頭部」
「お腹の中」
「ハイゴレイ」
   ・
   ・
ナゾナゾだと思ったのか、こんな答えばかり返ってきたので
すかさず却下しました。(苦笑)

すごい雨

すごい雨、、、、、
窓を開けると、、、、、、、、、、、、
ザーザー、ゴーゴー、、、、、
点々だらけ、濁点だらけの音が響いています、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

闇に舞う光

実は私、ずーっと昔に小さなホタルを一匹見たことがあるだけで
たくさんのホタルが舞い飛ぶ光景を見たのは、初めてなのです。
子供の頃、近所でクワガタやおたまじゃくしを捕って遊んだ
思い出はあるのですが
ホタルがいたという記憶はありません。

中学生の頃、家の網戸に小さなホタルがやってきて、
母がまるで奇跡が起きたかのように驚いていたことを、
鮮明に覚えています。
家の周りはごく普通の住宅地で、
近くにきれいな沢があるような場所でもありませんでしたので、
それは本当に不思議な出来事でした。
家族全員で、まじまじとそのホタルを眺めていたのですが、
小さな光はとても儚げで
今にも消えてしまいそうでした。

昨夕見ることが出来たのは、小さな平家ホタルで
川岸の草むらにいくつもの光を灯していました。
草の上をホタルが歩くと、光がゆっくりと移動します。
その光が時折ふわりふわりと宙を舞って、
明滅しながら別の草むらへと飛んでいきます。

光を見るためには闇が必要ですが、
その闇も、とても印象的でした。
昨夜は曇り空で月明りも無く、辺りには民家もありません。
その場所は小高い山の谷間に流れる沢で、周辺の光は全く届きません。
車のライトを消して、持っていった懐中電灯を消してしまったら
ホタルの光以外、な〜んにも見えないのです。

ところが、耳にはいろんな音が飛び込んできて、とても賑やか・・・
真っ暗やみですが、静寂なわけではありません。
沢の音はもちろん、風の音や鳥の声、虫の羽音・・・
いろんな音がいつもよりくっきりとと聞こえる感じがしました。
ホタルを見るという目的が無ければ、
またその光が見えなければ・・・
ただただ怖いだけだったかも知れません。(苦笑)

思えば、こんな暗闇の経験も、
これまでに数える程しかないような気がします。

とにかく、昨夜はちょっとした冒険でした。
子供の頃の、迷いホタルのことを今でも鮮明に覚えているように
昨夕のことは、きっと一生の思い出になるだろうと思います。

ホタル

今日の午後、突然思い立って、ホタルを見に出掛けました。
この辺りでホタルの季節といえば6月で、
ちょっと時期的に遅いのですが
山の方に行けば、まだ少しだけ平家ホタルが
飛んでいるという話を聞いて
どうしても見に行きたくなりました。
今を逃したら、次に見られるのは一年後ですからね。

自宅から車で30分、山里からさらに川を登って、
民家の灯がまったく見えなくなった山中に
ふわりふわりと小さな光が舞っていました。
店主Bによれば、昔は実家近くの田んぼの中でも
見ることが出来たそうですが
農薬を多用するようになったせいか
最近は全くいなくなってしまったとのこと。

・・・とにかく、たった今帰ってきたところなので
続きはまた明日。

意味不明な日本語?

最近、若い子たちが使う言葉の意味が分からなくて、戸惑うことがあります。
(歳をとった証拠かも・・・)
だいたいは雰囲気で分かるのですが、中にはまったく意味不明な単語もあって
そういうフレーズが並ぶ時には、まるで外国語を聞いているかのようです。

「ドル」「ジモる」「きょどる」・・・・?????

そんな言葉遣いに眉のひそめる大人は多いと思いますが
よく考えてみると、意味不明な日本語?への戸惑いは、
なにも若い子たちと会話する時だけに感じることではありません。

先日近所のおじいさんから
「シャ〜なときはホスのがいちばん」
と話しかけられた時も、やにわには理解できませんでしたし、
同じ日本語なのに方言の意味がまったく分からないこともあります。

つまり、地元のおじいさんが使う「シャ〜」も、街のお嬢さんが使う「リバル」も
突き詰めれば、同じようなものだと思うのです。
「シャ〜」は地域的方言で、「リバル」は世代的方言という感じでしょうか。
( 「シャ〜」も世代的方言かも・・)
いずれにしても、近しい人々とは充分に理解し合えて、
しかも連隊意識を高める効果があるらしい。

今ちょっと検索してみたら、ギャル語辞典なるものがありました。
思わず笑ってしまうような単語もちらほら。
「シャ〜」も、ギャル語として充分通用しそうなニュアンスです。
“ホス”は無理かも・・・若い人にはには実行不可能な気がするので・・・

ちなみに最近印象に残ったのは、あるおばあちゃんが使っていた
「おしりちょぼる」という言葉 。
これは、急須やお醤油差しなどを使う時、液が口のところから数滴垂れてしまって
容器の底を汚してしまうこと。

検索しても出てこないので、このおばあちゃんの造語だと思うのですが
なんだか微笑ましい言葉なので、話を聞いているのも楽しかったです。

ある日の食卓

ある日の食卓。

「・・・・」

7-12.jpg

スパムメール対策

あまりにもスパムメールが多いので、
対策を講じることにしました。(遅過ぎ・・・)

サイト上に掲載されたメールアドレスを、自動的に回収するロボット(プログラム)が
あるそうなので、 せめてそれを回避できるようにしたのです。
一般的には特に問題ないと思うのですが、
お使いになっているブラウザーでJavaスクリプトが有効になっていないと、
メールのアイコンやお問合せの文字が表示されませんので、確認してみてくださいね。

今後、もう少し本格的に対策を練る予定ですが、
しばらくはこの状態で試行してみようと思っています。

それにしても、毎日のように送られてくる大量のスパムメールには
ほとほとため息が出ます。
何よりも、大切なメールを見落としてないか心配。
もしも「返事がこない」「確認メールがこない」など、
ご不明な点がありましたら、すぐにご連絡ください!・・お願いします。

掲示板などでメールアドレスを公開したりしても、
このロボットに回収されてしまうそうなので、
皆さんも充分に注意してくださいね。

Just do it

先日書き留めたマザー・テレサの言葉を何度も読み返しながら
いろいろなことを考えてしまいました。

今、世界で起きていること
自分のまわりで起きていること
自分の中で起きていること
これまでに起きたこと

ものすごく前向きな気持ちになったり
逆に、否定的な考えが湧いてきたり・・・

それをコラムにも書き添えようと思ったのですが
マザー・テレサの言葉を前にすると
結局、頭の中を一時的に駆け巡る想念など
どれをとっても、ものすごくちっぽけで意味のないことだと思えてきて
根こそぎ削除してしまいました。

この言葉は、“理屈”ではありません。
マザー・テレサはそれを行動で示しました。

私のようにへこたれてばかりいる人間は
この言葉に大いに励まされるのですが
よく考えてみると、そんな自分に苦笑してしまいます。

二行詩のようでもあるこの言葉の、各々の節の一行目に
自分はあてはまっていないのかどうか・・・
善を行うどころが、無意識にでも邪魔をしている方なのではないか・・
私なんかは、まず自分の在り方を内省するところから始めなければなりません。
そうしてやっと「不条理の中でも前向きに生きる強さを与えてほしい」と
祈ることができる気がします。

けれど、それもきっと“理屈”ですね。
マザー・テレサは笑って言うでしょう。
善も愛も、ただひたすら“Just do it”だと。

また、今書き綴ったばかりのこの文章を根こそぎ削除したくなってきました。(苦笑)
反省の意味を込めて、あえてこの“たわごと”を記録しておくことにします。

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人は不合理、非倫理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたといわれるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい

目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷付けるでしょう
気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい
けり返されるかもしれません
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい

マザー・テレサの言葉

友人宅に掲げられていたマザー・テレサの言葉に、心を打たれました。
ここに、書き留めておくことにします。

------------------------------

人は不合理、非倫理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい

あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたといわれるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい

目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい

善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい

あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷付けるでしょう
気にすることなく、正直で誠実であり続けなさい

あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい

助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい

あなたの中の最良のものを、世に与えなさい
けり返されるかもしれません
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい

かろくこうぼうさんから

先日、かろくこうぼうさんが、
再び新作絵本をプレゼントしてくださいました。
フレーベル館の「コケッコーさんところりんたまご」
あかね書房の「ことばブック」など・・・
かろくこうぼうさんの作品は、と〜っても手の込んだ立体物で、
1ページ分の絵にも、かなりの労力と時間がかかっているはず・・・
そう思って手にすると、ずしんと重みを感じます。

とにかく! 隅々まで入念に細かく作り込まれていて、
ちょっとした小物にもしっかりと“思い”が込められています。
ですから、絵本の本筋はもちろんのこと、
そういう小物を一つ一つ見ていても楽しいのです。

例えば、「コケッコーさんところりんたまご」は・・・

電信柱に貼られた広告が
「ポリショボイ大サーカス ロシアより来る!」

酒屋さんの横に貼られた看板は
「げんきニャンダフル オロニャミン」

箸置きやフックがニワトリのデザインになっていたり
お布団や手さげバックに、なんともかわいいファブリックが使われていたり・・・
何度見ても発見があって、いつまで見ていても飽きません。

この作品は、 子供たちから直接、続編を望む声が届いたのだそうです。

子供の頃、細かい絵がいっぱい描かれているスキャーリーの絵本を
何度も何度も、時間を忘れて見入っていた時のことを思い出しました。
かろくこうぼうさんの絵本も同じように、子供たちを虜にしているのでしょうね。

>>>かろくこうぼうさんのHP

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