*たわごとコラム

お盆の行事

お盆が過ぎて、海水浴場の賑わいも一段落。
まだまだ厳しい暑さが続いていますが、 会話の中では既に“残暑”になっていて
夏休みが終わりつつある気配を、なんとなく感じ始めた月曜日です。

休暇の取り方が分散型になったとよく言われますが
やっぱり渋滞はこの時期に集中するようですね。
お盆の行事のために帰省する人が、まだまだ多いからでしょうか?

“お盆”は、祖先の霊を祀る行事。
風習は地方それぞれですが、 この辺りでも、 迎火を焚いたり、灯籠流しがあったり
境内で盆踊りがあったりと、様々な行事を見ることが出来ます。

ちなみに、店主Bの故郷では“盆義理”という習慣がしっかりと残っていて、
親類縁者のみならず、知り合いからご近所さんまで
新たな仏様が出た家々を廻って歩きます。

もちろん、自分の家でも行事がありますし、お客さんも多いので、
とにかく忙しいです。
お坊さんも、たくさんの家を廻ってお経をあげるので、ものすごく忙しい。
帰省する人も、休みがあまりとれなかったり、
大渋滞にはまったりと、やっぱり忙しい。

誰もがものすごく忙しいのですが、
それでも、御先祖様は喜んでくれているのでしょうかね?
なんだか 形ばかりの供養になっているような気がして、
ちょっとだけ疑問に感じることがあります。

いつからか私たちは、食事の最中に
ふと亡くなった人たちのことが会話に出てきた時
新しいグラスを出してきて、自分たちが飲んでいるものと同じ飲み物を注ぎ
「どうぞ」と デーブルの端に供えるようになりました。
(もちろん、“お盆”にもしっかり帰省しますけどね。)

ごくごくたまにしかやりませんし、供養になっているかは分かりませんが、
少なくとも その時の方が、お盆の時よりもずーっと
亡き人を身近に感じることができるのです。

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