*たわごとコラム

青を求めて・・・・・その1

親から聞いた話によると、
私は、洋服から玩具から、お風呂上がりのタオルまで
なんでもかんでも「青いのがい~」とせがむ子どもだったそうです。
確かに思い出してみると、身の回りに青いものが多かった気がします。

大人になってからはさすがに、何でもかんでも青・・ということはなくなりました。
例えば、 花を選んだりする時は暖色系を選ぶことが多いですし、
インテリアにもあまり青は使いません。
けれども、 青いものに心惹かれる習性?は未だにしっかりと残っています。

青は、選ぶというよりも、惹かれてしまう色。
だから、似合うとか似合わなとか、何かに調和するとかしないとか、
そういう理屈は一切なく、自然に手が出てしまうのです。

一言で青といっても、それこそ色々な青がありますよね。
もちろん私も、青系ならなんでもいいというわけではありません。
紫や緑にふれた、微妙なニュアンスのある青に惹かれます。

ところで私は何故、青が好きになったのでしょう?
子どもの頃に、大好きな男の子から青い花をもらったとか、
青い服が似合うね~と褒められたとか、
青い絵を描いて花まるをもらったとか、
そんな思い出はひとつもありません。
なのに何故?

もしかすると、青に惹かれるというのは
大なり小なり誰もが持っている習性???なのかも、と思ってみたりして。

これは、ちょっと強引過ぎる仮説でしょうか?

けれども、世界を見回してみると、
青という色は、他の色よりもちょっとだけ特別扱いされることが多い気がします。

例えば、すぐに思い浮かぶのが青い鳥、
メーテルリンクが幸せの象徴として描いたからだと思いますが、
今では特別な意味を持っています。

でも何故、青い鳥なのでしょう?
青い鳥が特に珍しいというわけではありませんよね。
赤い鳥や緑の鳥の方が、ずーっと珍しい気がします。
それなのにメーテルリンクは、どうして青を選んだのしょう?

・・・つづく

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