*たわごとコラム

月末までお休みします

最近、1日が12時間くらいに感じます。
日が短くなりましたしね。
この辺りは西側が山なので、余計に日の入りが早いのです。

明日明後日と、外出の予定が入りました。
新着UPを月末までお休みします。
いつものように、店主B&Cがお店番です。

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店番といっても、寝てるだけ・・・

クロッキーへのラブレター

最近、時々クロッキーにラブレターが届くようになりました。

差出人不明なのですが、多分クリーニング屋のこうちゃんです。
誰かしら・・・と思っていたところ、先日ついに後ろ姿を目撃しました。

こうちゃんは、いまだに毎日クロッキーのことを待っていてくれて、
それはもう、涙ぐましいほどの純愛なのです。
できる限り散歩の途中に立ち寄るようにしているのですが、
時にはお家の人がみんな留守で、ガラスドア越しに二匹がクークーと
鼻を寄せ合う・・・なんてこともあったりします。

どうしてこんなにも、恋しいんでしょうね。
ワンコの恋は繁殖期だけと聞いたこともありますが、
こうちゃんの恋心は、いっこうに冷める気配がありません。

飼い主のおじさんは、早朝に犬の散歩に出かけるそうで、その時にはノーリード。
(それはもう、公認)
いつもうちの横を通って山の方に行くのだそうです。

「こうちゃんは、クロちゃんのにおいがわかるみたいでさ、
お宅の近くになると、一人でそっちのほうにトコトコ行っちゃうんだよ」と、おじさん。

最近、うちの入り口の脇のところが、時々ちょっとだけぬれているんですよね・・・(苦笑)
微笑ましいんだけど、“困ったな~・・”なラブレターです。

こうちゃん、毎回お掃除しちゃってごめんね。
でも、クロはきっと、ちゃんとラブレターを読んでると思うよ。

こうちゃんのラブレター、なんてかいてあるのかな~

「クロッキー様

 今日もあなたのところに来ましたが、会えませんでした。
 僕が来たことだけでもお伝えしたくて、
 この手紙をしたためています。
 今日の夕方、またうちに寄っていただけますか?
 店先でいつものように待っています。 

      あなたのことが大好きなコウヘイより」

・・・みたいな感じ? (笑)

金木犀の季節

窓を開けると、風に乗って運ばれてくる甘い香り・・・

今年も、金木犀の季節がやってきましたね。
息をするだけで幸せな気分になります。

この時期はクロの散歩をかねて、金木犀巡りをするのが恒例です。
昨年元気だった木が、今年は弱っていたり、
急に枝葉を伸ばしている木があったり。

その場から動くことのない、もの言わぬ花たちにも、
日々いろいろなことが起きているのですね。

私たち人間社会にも、めまぐるしくいろんなことが起きていて不安が絶えませんが、
この時期は誰もが、意識している、していないに関わらず、
少しだけ穏やかな気持ちになるのではないかと思うのです。
街中を包み込む優しい香りのお陰で。

空気とか、風とか、香りとか、見えないけれど身の周りを漂うものは、
知らないうちに少しずつ、でも、
いつの間にかものすごく大きな影響を及ぼすものですからね。

あの地味な橙色の金木犀の花が、その存在を知らない人にまで香りを届けて、
知らないうちに・・・いつの間にか・・・街全体を幸福にしている。
そう思うと、 余計にこの季節に愛着が湧きます。

毎年この時期は、大雨が降らないように祈りながら
いつもより深く息をして、寄り道や遠回りの繰り返し。

日が短くなって、温かな飲み物が恋しくなって・・・

花が散る頃には、身体が冬の寒さを迎える準備を始めるでしょう。

歪んでますかね、私の好み?

先日の新聞に「車をステイタスと考える人が減った」
というような記事が載っていました。
昔は女の子をデートに誘うためのマスト・アイテムだった、
なんてことも書いてありましたが、本当にそうでしたっけ??

私は車をただの足としか思ったことがないので、
女の子だった時代も(それってどれだけ昔?)、
どんな車に乗っていようとそれだけの理由で、誰かにトキメイタ経験はありません。

けれども、一度だけベンツに乗った人をステキ~と感じたことがあります。

それは、昔在籍していたある学校の学長さん。
時に厳しく、時に優しく、威厳があって、
トレンチコートをさらりときこなす姿には
まるでイギリス紳士のような品格が漂っていました。

そう、とてもベンツが似合う方だったんです。

学校の野外イベントがあったある日のこと、
予定がすべて終了してみんなで後かたずけをしている時に、
学長がやってきて「すまないが、僕のベンツを持ってきてくれないかね」と
男性スタッフに頼みました。

しばらくしては運ばれてきたのは、なんと、ベンツではなくてブルーバード。
しかもかなり古い年式の。

「 ありがとう、すぐにエンジンかかったかい?僕のベンツは旧式だからね」
と、ニコニコしながらキーを受け取る学長。

ベンツと呼ばれているブルーバードは、あまり調子が良くないみたいで、
なんだかシュルシュルと変な音をたてていました。

「このベンツは骨董品だよ」・・・確かに20年位は経っていたかも。

学長は、さっそうとベンツの運転席に乗り込むと、
みんなに手を振りながら去ってゆきました。

その時、なんだかとっても学長がステキに見えたんですよね~。
すぐにエンストしそうなベンツも。

・・・歪んでますかね、私の好み?

我が家の車

いよいよ我が家の車に買い換えの時期が来たようです。
走行距離約10万キロ、あちこち修理しながら乗ってきましたが、
そろそろタイミングベルトも交換しないといけないし、
エアコンも効かなくなってきました。
全部直して車検をとるより、新しい車を買った方が安いみたいです。

が・・・、こんな車でも、実際は修理すればまだ充分に乗れるんですよね。
日本の中古車はとても程度がいいので、世界中で引く手数多だそうです。
窓が閉まらないようなボロボロの車でも、普通に走っている国はたくさんあります。

もともと店主Bはなんでも“使いつぶす”人で、本当に気に入ったものだけを買って
もういい加減無理でしょ・・・・というまで修理を繰り返して使い倒します。
(なんていうと、まるでものすごく良いものばかりを買っているように
聞こえるかもしれませんが、あくまでも身の丈指向です。)
ジーンズも靴も鞄も・・・そして車も、これだけ使ってもらえれば
モノたちも本望でしょうねぇ、というくらいに。

そういう性格なので、迷っている部分もあるみたいなのです。
今の時点で、本当に乗りつぶした、と言えるのか。

今の車を修理して乗り続けるか、
それとも燃費がよくて排ガスがきれいな新しい車を買うか・・・
環境負荷の観点からいうと、どちらがいいんでしょうね?
もちろん、“乗らない”のが一番いいんですけどね。(苦笑)

けれどこの辺りでは、車がないと買い物もできません。

ソーラーカーや燃料電池の車が 普及するまでには、
まだちょっと時間がかかりそうですよね。
それまでは、あーだこーだ迷いながらも、
ガソリン車のお世話になるしかないですね・・・

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