*たわごとコラム

真の“癒し人”

先週末、入院中の友人Jさんのお見舞いに行ってきました。
友人というより、姉のように慕っていた家族同然の人。
予想以上に長引いているのでちょっと心配になり、今回は共通のホームドクターである
M先生にもお願いして同行していただきました。

M先生のことは、以前にもこの“たわごとコラム”で何度か触れていますが、
滅多に病院には行かない私たちが、いざという時にとても頼りにしている自然療法家です。
Jさんも、M先生のことをとても信頼していました。
治療以前に、そんなM先生に会えばJさんの回復が早まるのではないかと思ったのです。

M先生は、Jさんの手足を刺激することが今とても重要だと言って、
周りにいる家族たちに様々なアドバイスを伝えながら、
入念なマッサージをしてくれました。
そのマッサージが即効だったのか、
4日前にお見舞いに行った時よりもあきらかに状態が良くなって、本当に安心しました。

Jさんだけでなく、心労がつのっている旦那さんも、少し安心してくださったようですし、
どういうわけか、お見舞いに行った私まで元気をもらうことが出来ました。

M先生の診断や治療の技術は達人の域です。
それは、医者に匙を投げられた人が先生のところに集まってくるのを見ても明らかです。
けれど、私がいつも感じていることはそれだけではありません。

M先生に会うと、それだけで元気になる気がするのです。
これは、いわゆる“摩訶不思議なお話”ではありません。
一緒にいるだけで、自然に明るい気持ちになれる人って、いますよね。
そういう人はいつも前向きで、思いやり深く、謙虚です。

M先生は御年72歳、
「私は何度も死にかけているのよ」といいながら治療のために毎日休みなく動き回り、
つきることのない好奇心で、いつも何かを学び続けています。
まさに、生きるパワーの塊。
さりとて、執着も欲もなく、常に覚悟が出来ている人なのです。

そんな人の側にいると、明るい気持ちになるだけではなく、
なんだか細胞が活性化してくるような気がします。
こういう人こそが、真の“癒し人”だと私は感じているのです。

今回は、Jさんにも、その家族にも、そして私にまで、
M先生のパワーが伝わったことを実感することが出来ました。
これで、Jさんの回復も早まるに違いありません。

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