*たわごとコラム

被災地の子供たちが笑顔に

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全国から寄せられた絵本によって、被災地の子供たちが笑顔になっている様子が
昨日の新聞に掲載されていました。
絵本そのものが子供たちを元気づけるのはもちろんのこと、
絵本を通して生まれる人と人のふれあいが大きな力になるのだと思います。
子供たちが笑顔になれば、その笑顔に周りの大人たちも励まされることでしょう。

震災直後にご案内させていただいたユニセフの「ちっちゃな図書館」プロジェクトは
現在受付を終了していますが、その後複数のムーブメントが起こり、
それぞれに活動を行っています。

もちろん、これは一つの“あり方”です。
他にも様々な方法で、被災地にエールが送られています。

カフェサレ 作品募集

フランスのカフェサレ(CFSL)というイラストレーター・コミュニティが中心となり、
チャリティー・オークションを計画しています。
日本の漫画家やイラストレーターからも作品を募集していますので、
志のある方は是非アクセスしてみてください。
各国から寄せられた作品を閲覧することもできます。

>>CFSLホームページ
http://tsunami.cfsl.net/

>>日本語による募集要項のページ
http://cfsl.net/tsunami/?page_id=656

たくさんのメッセージが寄せられました

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休止期間中に各国から届いた本たちの一部です。
震災直後に、それぞれの国の関係者からたくさんのメッセージが寄せられました。
新着UPをスタートする前に、
この本たちに添えられている思いをお伝えしたいと思います。
プレシャス・ブックスを通して、日本の人たち全員に向けられたメッセージです。

I very much hope, that you are all doing well and that the worst is over.
I wish you a safe!

With the best wishes for you and everybody in Japan!

We are all here for you.

I am terribly sorry about hearing the earthquake and tsunami
in Japan and for the victims.
However I do hope you and your family and friends are well.

Since we heard what happened in Japan we are deeply sorry for that.
We hope everything is okay.

We are deeply sorry for what happened to your country.
Hope that it will be all okay.

元気の着火点になりますように

再スタート1冊目には、パツォウスカーの作品を選びました。
「理屈抜き」のアートが、元気の着火点になりますように。
何かを考えるのではなく”感じる”こと。
ほんの少しでも、明るい方へ、
あたたかな方へと”感じさせてくれるもの”に触れることで、
ようやく暗いトンネルからの出口を見つけられることもあると思います。
私は、絵本にもそういう力があると信じています。

「進もう」

東日本大震災から、1ヶ月余りが経ちました。
未だに不安材料は山積みですが、徐々に復興の兆しも見えてきています。

正直に言うと、震災発生直後は「今は絵本どころではない」という思いが強く、
このサイトの運営をそのまま続ける気持ちにはどうしてもなれませんでした。
当時『優先されるべきもの』の中に、絵本は含まれていなかったのです。

間もなくして被災地に、
食べ物や衣類、燃料などの必需品だけでなく、
本や音楽、文具やおもちゃなど・・・を送ろうというムーブメントが起きました。
これらもやはり、人間にとって必需品なのだということを再認識することができました。

また絵本をお送りした方々から、
「世の中が今真っ暗なので、絵本が心の支えになっています」というメッセージや、
「絵本が届くということが、いつも以上に楽しみです」という
メッセージをいただきました。

こうして、この1ヶ月の間に改めて見えてきたものを礎に、
このサイトを再スタートさせようという気持ちを固めることができました。

今日に至っても、戸惑いが消えたわけではありませんが、
止まっていても、何がどうなるわけでもありません。

「進もう」 

とにかく今、そうはっきりと思えるようになったのです。

進まなければ、希望も再生もありません。

以前と同じように、少しずつまた
絵本をご紹介していこうと思います。

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