*たわごとコラム
鳥の恩返し?
店主Bは、雨さえ降らなければ毎朝ジョギングをしています。
先日、いつもよりちょっと戻りが遅い日がありました。
店主B「坂の下のサクランボの木が今いっぱい実をつけてて、
鳥に食べられないように網がかけてあるんだけどさ、
今日その網に鳥が全身を絡ませてしまって騒いでたんだ。」
その鳥を救出するのに手間取って、帰りが遅くなってしまったとのこと。
鳥が暴れるので、網がひどく絡まってしまって、
なかなか外すことができなかったそうです。
店主B「その鳥もさ、こっちは助けようとしてるのに、
『とって食われる~』みたいに暴れまくるんだよ。
手を思いっきりつつかれちゃったよ~」
鳥だって、網に引っかかってしまった上に、
突然やってきた人間にわしづかみにされてしまったのだから、
パニックになるのも当然です。
鳥につつかれながらも、
相当長い時間をかけて、どうにかこうにか絡まった網を取り外すことができ、
空に放ってあげたら・・・
店主B「もう一目散に飛んでちゃったよ~」
おとぎ話なら、続きは“鳥の恩返し”になりそうなところですが、
「あの鳥は俺のことめちゃめちゃ怖がっているだろうな~」と苦笑する店主B。
現実はそんなものですね。
「大丈夫、神様がちゃんと見てるから」と、あえておとぎ話風に締めくくって、
「あの鳥が二度と網にかかることなく、
いつまでも自由に飛び回っていられますように」と二人で祈ったのでした。
めでたしぃ~めでたし。