*たわごとコラム

水は語る

ようやく秋めいてきましたね。

こんな陽気だと、ついつい外出したくなるけれど、
10月まではちょっと仕事が急がしいので、一段落つくまではおあずけです。

・・・そんな時でも読書だけは欠かせない私。
今読んでいるのは江本勝さんの「水は語る」。
江本さんの水にまつわる本は、もう10年以上前に読んで、
それ以降の著作はまったく手を付けていなかったのですが、
最近またふと思い立って、市の図書館に一冊だけあった本を借りてきました。

江本勝さんは、一つも同じものがないという雪の結晶からヒントを得て、
人間の意識の目視化を試みた人。
言葉や音楽を聴かせた水を凍らせて、その結晶がどのような形になるかを観察したのです。
苦労の末その撮影方法を確立し、実験結果を発表しました。

「ありがとう」という言葉を向けた水は、きれいな結晶を見せ、
「ばかやろう」という言葉を向けた水は、結晶が崩壊しています。

C1209-30.jpeg

左「ありがとう」の結晶/右「ばかやろう」の結晶
江本勝

他にも、各国の水道水、川の水、音楽を聴かせた水、
人の思いを込めた水、特定の言葉を聞かせた水・・・等々、
様々な実験が行われています。

とにかく、この実験結果から分かることは、
まず第一に「人の意識は物質に影響を与える」ということ。
それは、思いが現象化するということであり、
祈りが通じるということであり、考え方で現実が変わるということです。

実験に使われた”水”にだけ焦点をあてたとしても、例えば人の身体の大部分は水な訳ですし、この星にはあまねく水が行き渡っています。
その水に、人の意識が影響を与えているとしたら・・・

実験結果で得られた結晶の写真を見ていると、自らの”意識”を省みずにはいられません。

このことは、発表当時かなり話題になって世界的にも注目されましたから、
もうとっくに周知の事実となっているかもしれません。
けれども、こんな時代だからこそもう一度、
この事実をしっかりと再認識するべきではないかと思えるのです。

さて、そろそろひと休み。
優しい気持ちで、おいしいお茶を入れましょう。

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