*たわごとコラム
選ばなかった子たちのこと
先週末、友人がはるばる遠くから泊まりがけで遊びに来てくれました。
車に揺られて一緒に来てくれた2匹のワンコ。
14歳になる姉弟です。
身寄りがなかった2匹を、友人が同時に引き取りました。
今では、世界一幸せなワンコたちです。
あまりにも可愛くて2匹をずーっと撫でていたら、友人に
「運命的な出会いを待つのもいいけど。。。探しに行くのはどうかな?」
と言われました。
人気のない工業地帯で突然うちの車の前に飛び出してきたクロッキーように、
運命のワンコに出会ったら、また飼うことになるかも・・・と
常日頃私が話していたからです。
いずれにしても、ブリーダーやペットショップから買い受けるという選択肢はありません。
それは友人も全く同じ考えで、「探しに行く」というのは身寄りのないワンコを
貰い受けるという意味です。
もちろん、もしもまたワンコを受け入れるとしたら、そういう子になると思いますし、
“一匹でもかわいそうな子を救えればいいじゃない”とも、よく言われるですが、
自分から探しに行くということが、今は出来そうにもありません。
探しに行けば、選ばなければならなくなる。
何を基準に?
きっと、選ばなかった子たちのことを、ずっと忘れることができないと思うのです。