*たわごとコラム
健康幻想
「健康ですか?」と問われて
なんのためらいもなく「はい」と即答できますか?
私はできません。
振り返ってみると、子供の頃から今までずっとそうだったような気がします。
比較的体調がいいときでも、大概どこかしら具合が悪くて、
すっきり「健康!」と思える日なんてほとんどありません。
そもそも、100%問題がない状態でなければ、健康とは言えないのでしょうか?
もしもそうだとしたら、本当に健康な人なんているのでしょうか?
誰でも、多かれ少なかれ不具合を抱えています。
どれぐらいまでの不具合なら、健康と言えるのでしょう?
とは言え、私はやっぱり自分の身体がポンコツだな~と思います。
かなりのメンテナンスを要します。
けれども、「健康」という二文字にこだわる必要なんてないのかも知れません。
健康なんて、もともと基準があいまいな幻想なのですから。
ポンコツですが、今日も一日生きられました。
今日は、
ご飯もおいしくいただきました。
きれいな空を見ることもできました。
うぐいすの声も聞こえました。
そんな当たり前なことができない日もあります。
ずっと何かが出来なくなる日が来るかもしれません。
いつかは誰でもできなくなります。
でも、今日はそれが出来ました。
ポンコツだけど、できました。