*たわごとコラム
ヨンネさんの豆本
先日のブックカーニバルで、こんな本に出会いました。
手のひらに乗る大きさで上製本、全行程がハンドメイドなのだそうです。
タイトルは・・・
小川未明「ねことおしるこ」
中谷宇吉郎「サラダの謎」
豊島与志雄「ばかな汽車」
夢野久作「お茶の湯満腹談」
これまた豆本にはイメージがぴったりのお話ばかりです。
作者は手製本の作家で、講師でもある"ヨンネ"さん。
こちらで他の作品も見ることができます。
マカロン型の豆本とか、オリジナルの絵本とか・・・
手づくりの本たちがたくさん紹介されています。
私たちは、会場の隅っこでおしゃべりに花を咲かせ、
すっかり時を忘れてしまいました。
ヨンネさんも相当な本好きです。
アウトプットのスタイルは違っても、
「どこかで本と繋がっていないといられない」という性分は、多分一緒。(笑)
そんな彼女が作り出す本たちには、たっぷりな愛情が掛けられているのを感じるのです。
下から2枚の画像は、ヨンネさんからいただいた手づくりの名刺。
いろいろな名刺を目にしてきましたが、今までで、一番心に届きました。
ヨンネさんの作品に触れて、手で何かを作るということが、
昔に比べてとても少なくなっている自分を省みました。
やはり、人の手によって丁寧に作られたものは、
価値の深度が違いますね。