*たわごとコラム

夏休みの残像

9月になって、またもや猛暑が戻ってきましたが、
ビーチはすでに人影もまばらで、夏休みの残像だけがそこここに残っています。

これは誰かが残した砂の芸術。

どこかの遺跡のようでもあるし、
別の星の基地のようでもあるし、
ダリ美術館を連想させる部分もある・・・

いろいろなイメージが湧いて、なかなか見応えがありました。

作った人はきっと何も考えず、直感的に、ただただ楽しんで作ったのでしょう。
だから余計に面白いものができたのだと思います。

設計図があるとか、誰かに見せようとか、評価をしてもらうとか、
そんなものは皆無だろうし、作ったからってどうするわけでもないだろうし、
だからって、砂曼荼羅の修行のような目的がある訳でもないでしょうし・・・

もちろんこの作品は、人知れずあっという間に消えてしまうでしょう。
何かの意図があって作ったならば、「もったいない」という気持ちになるほどに。

この、あとくされ無く純真無垢な作品に、
私はちょっと感動してカメラを向けたくなったのでした。

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