*たわごとコラム

紅白の彼岸花

やっとやっと秋が来ました。
日差しはまだ強いけれど、日陰に入れば涼やかです。

彼岸花も咲き始めました。

「子供の頃、彼岸花には仏事のイメージがあってなんとなく怖かった」と店主B。

私も、彼岸花を見ると必ず滝平次郎氏の絵本『花さき山』を思い出し、
そのイメージが重なります。

日本だけでも別名が千以上もあるそうですが、
咲く時期がお彼岸頃だとか、お墓の近くによく咲いているとか、
実際に毒を持っているとか、そんな理由で不吉な名前を付けられることも多いようです。

一方で「天上の花」などといわれて、吉兆とされることもあるらしい。

下の写真は、近所で見かけた彼岸花。
紅白で、なんとなくおめでたい感じでしょう?

まあ、吉だとか、不吉だとか、
所詮はすべて人間の勝手なたわごと。

花はただ、咲くべき季節に、咲くべくして咲いているだけ。

・・・美しいです。

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「Amazing Japan !」

多分日本は、日本人が思うよりもずっとAmazing!です。

先日も、友人のSさんからこんな話を聞きました。

Sさんの娘さんは、オーストラリアの人と結婚して現地に住んでいるのですが、
旦那さんのご両親が初めて来日した時に
まさに「Amazing Japan !」な出来事があったそうです。

事の発端は、ご両親がSさん宅に向かうためにタクシーを利用し、
貴重品の入ったバックを車内に忘れてきてしまったこと。
当然、お二人は大パニックになり、
同行していた娘さんからSさんにSOSの電話が入ったそうです。

「とにもかくにもすぐにタクシー会社に問い合わたわよ」とSさん。

しばらくしてタクシー会社から「ありました」という連絡が入り、
バックはその日のうちに無事お二人の手元に戻ったとのこと。

「ラッキーだったわ〜」

ラッキーどころか、海外では奇跡に等しい出来事です。
そもそも、オーストラリアから来日したばかりのご両親には、
タクシー会社に問い合わせてみようという考えさえ浮かばかったのではないかと思います。

海外で同様のことが起これば、恐らくあきらめる以外にありません。
例え盗難にあっても、「不注意なあなたが悪い」と警察も取り合ってくれません。

ところが日本では、
「どうなるか分からないけれども、一応タクシー会社に問い合わせてみよう」
と考えますよね。

そこには「もしかすると・・・」という希望がありますよね。

しかも、実際に見つかることだってありますよね。

そんな日本はやっぱり「Amazing !」な国なのです。

奇跡を体験したお二人は、もちろん日本が大好きになって帰国されたそうです。
娘さんは少なからず故国を誇りに思ったことでしょう。

私たちは、海外から見ると奇跡が多発する
「Amazing Japan !」に住んでいるんですねぇ。

宇宙の真理が宿ってる

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ひとつも間違えがない。
   
宇宙の真理が宿ってる。

夏休みの残像

9月になって、またもや猛暑が戻ってきましたが、
ビーチはすでに人影もまばらで、夏休みの残像だけがそこここに残っています。

これは誰かが残した砂の芸術。

どこかの遺跡のようでもあるし、
別の星の基地のようでもあるし、
ダリ美術館を連想させる部分もある・・・

いろいろなイメージが湧いて、なかなか見応えがありました。

作った人はきっと何も考えず、直感的に、ただただ楽しんで作ったのでしょう。
だから余計に面白いものができたのだと思います。

設計図があるとか、誰かに見せようとか、評価をしてもらうとか、
そんなものは皆無だろうし、作ったからってどうするわけでもないだろうし、
だからって、砂曼荼羅の修行のような目的がある訳でもないでしょうし・・・

もちろんこの作品は、人知れずあっという間に消えてしまうでしょう。
何かの意図があって作ったならば、「もったいない」という気持ちになるほどに。

この、あとくされ無く純真無垢な作品に、
私はちょっと感動してカメラを向けたくなったのでした。

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