*たわごとコラム
樹木希林さんの価値観
1月27日、今年初めての”春”を感じました。
そして本日2月3日は、4月中旬の陽気だそうです。
三寒四温の季節には、まだちょっと早いような気もするのですが、
もう春はそこまで来ているんですね〜。
前回のコラムで、今でも手元に残っている絵本について書きました。
子供の頃の、その本に対する思い入れについて。
同じようなテーマで話されていた樹木希林さんのお話がとても印象的でした。
「私は孫には、何も買ってあげないの。本当に何も買ってあげたことがない。」
周りの大人が何でもたくさん買い与えてしまうから、本人は自分が本当は何が欲しいのか
分からなくなってしまうのだと、樹木さんはいいます。
「いつか、本当に自分が欲しいものが見つかったら、その時は何でも買ってあげる。」
と、お孫さんには言っているのだとか。
樹木さんは、ご自分の持ち物に対しても、一切妥協がないことで知られています。
例えば、24時間テレビのスタッフがオリジナルのTシャツを進呈しようとしたところ、
「お願いだから、私にそれをくれないで。」と断られたそうです。笑
誰かが何かをくれようとしている時にはっきりとお断りすることも勇気がいりますが、
それ以前に、自分には何が必要で、何が好きで、何を大切に思っているのか、
ということをぶれずに認識し続けることも、結構難しいことなのかも知れません。
樹木さんはそれをお孫さんに教えようとされているんですね。