*たわごとコラム
「ボローニャ・ブックフェア」が盛況なワケ
前回のコラムで、世界の盛況なブックフェアのひとつとして
「ボローニャ・ブックフェア」を挙げました。
もちろん、盛況であり続けることには理由があります。
友人の市口桂子さんが、ボローニャ・ブックフェアについて詳しく取材し、
昨年「ボローニャ・ブックフェア物語」というタイトルで出版されました。
この本を読むと、その理由がよく分かります。
ブックフェアは確かに、出版業界の”ビジネスの場”なのですが、
それだけではとても現在のような状況にまでは発展しなかったようです。
礎にはやはり、携わる人たちの損得を越えた情熱が関わっており、
しかも、何故か女性が主体になっているとのこと。
著者の市口桂子さんはボローニャ在住でもちろんイタリア語も堪能、
しかも、ご自身が多様なかたちで出版業に携わっている方なので、
取材の内容もかなり充実しています。
原画コンクールへの出品を予定されている方にも役立つ情報が掲載されていますので、
是非、読んでみてくださいね。
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ボローニャ・ブックフェア物語: 絵本の町ができるまで