*たわごとコラム

「絵になる本」

今更ですが、プレシャス・ブックスのディスクリプション(紹介文)は
「絵のある本と、絵になる本のBOOK SHOP」。

なんか・・・わかりずらいかもしれませんねぇ。

「絵のある本」なんていういい方をしていますが、つまり、絵本や画集や図鑑や、とにかく図版がある本という意味。
「絵本」といってしまうと、児童書に限られたイメージになってしまうので、あえてこういう言い方にしています。

で、「絵になる本」。

「絵になる本」といったら、どんなイメージを持ちますか?

装丁が美しい本。
そこに置いておくだけで、存在感を放つ本。
絵やオブジェのように飾っておきたくなる本。
見るだけで、ときめく本。

本はもちろん、その内容が大事です。
けれども、本も”もの”ですから、”もの”としての価値もあります。
そして、その本の”もの”としての印象を決めるのは、やはり装幀です。

大まかに言えば、「絵になる本」は、魅力的な装幀の本ということになります。
さらに、時がその本に個々の味わいを加えてゆきます。

本は主にその内容で評価されるので、文章やイラストだけが注目されがちですが、
装幀もその本の価値を決める不可欠な要素なのです。
(もちろん、大切な要素は他にもたくさんありますが)
実際、装幀が変わるだけで同じ内容の本でも売り上げが大きく変わったりします。

私は、内容が素晴らしい本、図版が魅力的な本などと同じように、
美しい装幀の本にも惹かれます。
隅々にまでデザイナーや装幀家の美意識が行き渡った本を見ると、気持ちが引き締まります。
また魅力的なカバー・デザインの本は、お気に入りの絵や雑貨と同じように、
ただそこにあるだけで気持ちを豊かにしてくれます。

 

近日中に、「絵になる本」というカテゴリーを新設しようと思います。

「絵になる本」のカテゴリーでは、国やジャンルに関わらず、
カバー・デザインが魅力的な本や、装幀が美しい本をご紹介していきます。

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