*たわごとコラム

見えている世界は・・・

最近、一枚のドレスの画像がネット上で大きな話題になりました。
見る人によって色が違って見えるというのです。

http://swiked.tumblr.com/post/112073818575/guys-please-help-me-is-this-dress-white-and

「青と黒」に見えるという人もいれば、
「白と金」に見えるという人もいて、
中には、見る時間によって色が違うという人もいるんだとか。

ちなみに私には「少し暗い所に置かれた白と金のドレス」に見えます。
何度見直しても、やっぱり白と金にしか見えません。

同じように、どう見ても青と黒にしか見えないという人もいて、
『いったいどうなっているの?』と世界中の人が首を傾げているのです。

ちょっと調べてみると、
「後ろから光を浴びている逆光の画像」と認識すると白と金、
「全体が白飛びしている画像」と認識すると青と黒、
に見えるそうで、つまり脳がどう認識したかによって見え方が違ってくるということらしいです。
そして、一度脳がそう認識してしまうと、なかなか他の色には見えなくなってしまうのだそうです。

実際のドレスの色は青と黒なのだそうですが、
見え方の理屈を理解しても、実際の色を知っても、やっぱり私には白と金にしか見えないないんですよね〜。

今回のことに限らず、自分がそうだと疑わないものが、実は間違っているかもしれない・・・
そう思うと、なんとも心もとない気持ちになります。

すべては、脳が認識したように見えている。
そして、認識したものを人は現実と捉えて生きてゆく。
同じ世界に生きていても、同じものを見ていても、人によって現実は異なるということなのですね。

見えている世界の不確実性を、再認識させてくれる出来事でした。

PADE TOP