*たわごとコラム

ビリビリの絵本が何故?


絵本がビリビリ!
一瞬、びっくりしてしまう画像ですよね。

これ、ポーランドから届いた荷物の梱包材として使われていたんです。
箱を開いたとき私もびっくりしました。
これまでに様々な国からの荷物を受け取ってきましたが、こんなことは初めて。
ついつい、一枚一枚広げて表裏眺めてしまいました。

良くも悪くも、荷造りの仕方にはお国柄が出ます。
加えて、梱包した人の人柄も出ます。

段ボールがものすご〜く頑強な国、段ボールそのものを使わない国、
プチプチがある国、ない国、衝緩材を入れない国、
伝票ではなく、荷物に何十枚もの切手が貼られている国、
やたらとビニールテープでぐるぐる巻きにする国・・・
箱や梱包材の材質、パッキングの仕方、伝票の書き方・・・
国によって様々です。

とにかく荷姿から、たくさんのことが伝わってきます。

で・・・
このビリビリの絵本。
よく見ると、製本される前の刷見本か、校正刷です。
コンテンツには見覚えがあって、原書はフランスの作品。
ポーランドの出版社がフランスの出版社と契約して、翻訳出版することになったようですね。
一昔前までは経済格差が大きくて、容易なことではなかったはずです。

それにしても何故、こんなものが梱包材に使われたのでしょうか?
出版に携わる現場と、出荷の現場が、色々な意味でものすごく近いということですかね。

ポーランド語版のこの絵本を目にしたとき、まずこの梱包材が脳裏に浮かびそう・・・

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