*たわごとコラム

ソビエト絵本

新読書社さんから、ソビエト絵本の在庫が
僅かになっているとのご案内をいただきました。
既に、再入荷ができないタイトルもあるようです。
一応、重版の可能性についてお聞きしてみましたが、予定はないとのこと。
予想通りですが、 もしも重版がかなったとしても、
同じような風合いの本にはならないでしょうね。
ご当地ロシアでだって、今ではこんな体裁の本は売ってないでしょうから・・・
印刷技術の進歩を嘆いているようで、なんだか変な言い方ですけどね。(苦笑)

印刷技術の進歩に伴う変化は当然のこととしても、惜しむべきは
現代ロシアにおける児童書出版の現状です。
チュコフスキーやマルシャーク、ウスペンスキーなど、
昔ながらの物語は健在でも、イラストの方は残念ながら“風前の灯”だとか。。。

昨年のロシア絵本展で1920年代作品の復刻版も発行されましたし、もしかすると日本での方が、
かつてのロシア作品を入手しやすい状況なのかもしれません。

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