*たわごとコラム

折り紙の天才

私のボーイフレンドの一人、小学生のYくんは折り紙の天才です。
「本当に一枚の紙から出来ているの!?」というような、
ものすごく複雑な作品もお茶の子さいさいに作り上げてしまいます。
御両親によると、数年前に熱中し始めてからというもの、
とにかく暇さえあれば何かを折っていて、一時はちょっと心配になる程だったそうですが、
結果的には学校の成績も上がり、Yくんに予想以上の大きな成長をもたらしたとのこと。
いつだったか、Yくんから直接折り紙の手ほどきを受けたことがあります。
“バラの花”の折リ方を、手取り足取り教わったのですが、
これが予想以上に難しかった・・・
図解入りテキストを見ながらだったのですが、それでもすんなりとは理解できず、
Yくんの指導がなければ、仕上がるまでに相当時間がかかってしまったと思います。
(仕上げられたかどうかも、ちょっとあやしい・・・)
なんというか、今までに使っていなかった脳の一部が、ジンジンする感じ。
折り紙の構造は非常に数学的で、制作を進めるには先読みの能力も必要です。
将棋やチェスのように、何手も先を読んで今の一手を打つ、といった、
布石を打つような行程があり、しかも折り進めていく途中で、
わざわざ元の正方形の紙に戻してしまう、という行程があったりします。
つまり折り紙は、時空間を行き来する四次元的な創作行為なのです。
成長期に折り紙に熱中したYくんの脳は、
それこそ爆発的に発達したのではないかと思います。
そのせいでしょうか、小学生であるにも関わらずYくんは
世界を俯瞰してみる視点を持っています。
感性が非常に豊かで、例えば世界の現況について、善と悪について、
人間にとって大切なものについて・・・自分なりのしっかりとした意見を持っています。
ちなみにYくんは3人兄弟で、各々が何かの天才・・・ 
子供は、熱中できることに出会い、それを伸ばせる環境に置かれると、
とんでもない能力を発揮するものなんですね。Yくんのホームページ「オリガミ星人」 http://www.wvase.co.jp/y/

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