*たわごとコラム

あなたと私は親戚かも

飛び石の行事予定というのは、ほぼ身内の冠婚葬祭です。
こんな時にしか親戚が一同に集まることもないので、
毎回、「大きくなったね〜」とか「あら、誰かと思ったら・・・」とか
そんな挨拶から始まるのが恒例です。
私の方は親の兄弟が少ないので、比較的こじんまりした集まりになるのですが
店主Bの方は、父方が8人、母方が6人兄弟なので、何事の会もけっこうな規模になります。

数年前におばあちゃんが亡くなった時には、
ひ孫の代まで集まって大変な人数になりましたが
一度も会ったことがない人もいて、いったい誰が誰なんだか・・・
親戚なのに「はじめまして」なんて挨拶をしたりしていました。
おばあちゃんという一人の女性がいなかったら、その場にいる血縁者のほとんどが
この世に存在しなかったのだと思うと、なんだかそれだけで
“母”というものの偉大さをひしひしと感じましたよ。

ちなみにおばあちゃんは、ひらがなで“りか”さんというハイカラな名前で、
みんなから“りかばあちゃん”と呼ばれて愛されておりました。
りかばあちゃんの子供は6人、孫は13人、ひ孫は・・・??とにかく大勢。
それまであまり意識していませんでしたが、
この世には、まったく会ったことがなくても、どこかの時代の“母”で繋がった
縁者が大勢いるんですよね〜。

案外あなたと私は、遠い親戚だったりするのかも知れません。

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