*たわごとコラム

海苔が貼り付いているみたいな杉林

この数日、どうも調子が悪くて、
風邪を引いたのかな~と思っていたのですが・・・
もうすでに“花粉の季節”がやって来ているのですね。
これから陽気も良くなるというのに、ちょっと憂鬱・・・

といっても、こちらに越して来てから、少し症状が軽くなったような気がしています。
うちから見える範囲の山には、比較的杉の木が少ないのですが
車で近くの山道を走ると、植林された杉林が結構たくさんあります。
どう考えても、以前より花粉が多い環境にいると思うのですが、なぜなんでしょうね?

山が身近になって知ったことですが、 杉林ってすごく不自然なんですね。
杉林のある山を遠目に見ると、まるでそこだけ海苔が貼り付いているみたいです。
杉は常緑針葉高木で、緑の色が深いし、冬でも葉が落ちません。
その上、人間が植林しているので木がきれいに整列していて、
林の輪郭がカッターで切ったみたいに真っ直線だったりするのです。

多様な樹木が混在している山は、季節を追うごとに変化に富んでいて彩りも豊かです。
そういう山の一部分に植林の杉林があったりすると、
切って貼ったみたいにそこだけが異様に黒く見えるんですよね~。

地元の人によると、植林の多い山は、崖崩れなどの災害が多いのだそうです。

ちなみに、原生林の中に入った時と、杉林に入った時とでは、
同じ林でも雰囲気がまったく違います。
杉林の中は、なんだか空気が重いのです。
気持ちよく森林浴 ・・という感覚にはとてもなれません。

杉に覆われて年中青々(黒々?)としている山がたくさんありますけれど、
木が生えていれば何でもいいってもんじゃないんですね~。

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