*たわごとコラム
FlowerbyKenzo
本日はKENZOの定番フレグランス“FlowerbyKenzo”のLimited Artists’ Editionで
起用された三人のアーティストの作品を新着UPしました。
これまでにも何度かご案内してきましたが、
Lorenzo Mattotti、 Rebecca Dautremer、 Pierre Mornetによる絵本です。
私は、香水というものとはまったく無縁な人間ですが、
“FlowerbyKenzo”の美しさにはついつい目が奪われてしまいます。
シンプルな白い箱に描かれた一輪のポピー。
アスファルトにも根づく生命力の強い花で、フランスでは、
日本でいうタンポポのような存在なのだそうです。
アシンメトリーなガラス瓶は、高層ビルにインスピレーションを得た
“街”の象徴なのだとか。
“FlowerbyKenzo”のコンセプトは、
“都会に生きる凛とした女性”ということのようです。
このようなコラボレーションは、日本ではあまり例を見ませんが、
それはやはり、「絵本は子ども向けの本」「絵本作家は、絵本だけの作家」・・・
という枠組みが、まだまだ強いからなのだと思います。
フランスでは、絵本は決して子どものものだけでなく、表現手法のひとつ。
才能あるアーティストは、業界の枠を超えてのびのびと活動しています。
Lorenzo Mattotti、 Rebecca Dautremer、 Pierre Mornetの3人も、
絵本だけでなく、多様な分野で活躍しているアーティストたちです。
それにしても、素敵ですね~、Limited Artists’ Edition のパッケージ。
いずれも、底知れぬ才能を感じさせる独創的なアーティストですが、
私は強く感じた共通点は、“色”のエネルギーです。
その鮮烈さ、奥深さが、このフレグランスの香りを連想させます。
また、 3人ともよく女性像を描く方たちで、
その雰囲気が “FlowerbyKenzo”のコンセプトに呼応しているのでしょう。
こんなふうに、感覚を広げてこの3人の絵本を開いてみると、
たしかに、香しい空気や、音楽や、
描かれた女性の体温・・・を感じることができます。
KENZOはきっと、3人の作品の中に、
“FlowerbyKenzo”と共鳴するエネルギーを感じ取ったのでしょうね。