*たわごとコラム

FlowerbyKenzo

本日はKENZOの定番フレグランス“FlowerbyKenzo”のLimited Artists’ Editionで
起用された三人のアーティストの作品を新着UPしました。

これまでにも何度かご案内してきましたが、
Lorenzo Mattotti、 Rebecca Dautremer、 Pierre Mornetによる絵本です。

私は、香水というものとはまったく無縁な人間ですが、
“FlowerbyKenzo”の美しさにはついつい目が奪われてしまいます。

08-6-4c_20080608222752.jpg

シンプルな白い箱に描かれた一輪のポピー。
アスファルトにも根づく生命力の強い花で、フランスでは、
日本でいうタンポポのような存在なのだそうです。

アシンメトリーなガラス瓶は、高層ビルにインスピレーションを得た
“街”の象徴なのだとか。
“FlowerbyKenzo”のコンセプトは、
“都会に生きる凛とした女性”ということのようです。

このようなコラボレーションは、日本ではあまり例を見ませんが、
それはやはり、「絵本は子ども向けの本」「絵本作家は、絵本だけの作家」・・・
という枠組みが、まだまだ強いからなのだと思います。

フランスでは、絵本は決して子どものものだけでなく、表現手法のひとつ。
才能あるアーティストは、業界の枠を超えてのびのびと活動しています。
Lorenzo Mattotti、 Rebecca Dautremer、 Pierre Mornetの3人も、
絵本だけでなく、多様な分野で活躍しているアーティストたちです。

08-6-4.jpg

それにしても、素敵ですね~、Limited Artists’ Edition のパッケージ。

いずれも、底知れぬ才能を感じさせる独創的なアーティストですが、
私は強く感じた共通点は、“色”のエネルギーです。
その鮮烈さ、奥深さが、このフレグランスの香りを連想させます。
また、 3人ともよく女性像を描く方たちで、
その雰囲気が “FlowerbyKenzo”のコンセプトに呼応しているのでしょう。

こんなふうに、感覚を広げてこの3人の絵本を開いてみると、
たしかに、香しい空気や、音楽や、
描かれた女性の体温・・・を感じることができます。

KENZOはきっと、3人の作品の中に、
“FlowerbyKenzo”と共鳴するエネルギーを感じ取ったのでしょうね。

PADE TOP