*たわごとコラム

9月なのに海は真っ青、真夏色

海の家は8月31日でおしまい。
早々に解体作業が始まって、すでに跡形もありません。
ところが、今日もかんかん照りの猛暑で、海は真っ青、真夏色。
夏休み中ほどではないにしろ、たくさんの海水浴客で賑わっています。

毎年、8月20日頃を過ぎると、何となく海の色も落ち着いてきて、
夕方の風には秋の気配さえ感じる日もあるのに、
今年は延々と“真夏”が続いています。

ニュースによれば、
「今年の夏は、観測史上一番暑かった。8月中の静岡の真夏日は29日」
なんでもかんでも“地球温暖化”に結びつけてしまうことを慎む向きもある昨今ですが、
今年の夏の暑さについては気象庁もはっきりと、
「地球温暖化による異常気象」と公言しています。

以前、東京やその近郊の町中に住んでいた頃には、
報道からの知識として「異常気象」を感じていた部分が、
自分の中にあったような気がします。
つまり、「実感」や「体感」が薄かった。
だから逆に、どんなことでも「異常気象」に
結びつけて考えてしまうようなところがありました。

けれども、こちらに引っ越してきてからは、それを肌で感じるようになりました。
自然を相手に日々仕事をしている方たちは、もっとはっきりと感じているに違いありません。

自然は時に優しく、時に怖い。
極端に変化することもあって、それを「異常」とは言い切れない。

でも、今年の夏は不安を感じずにはいられません。
「やっぱり、なにかが・・・」

今日も、真夏色の海を見ながらそう思いました。

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