*たわごとコラム
ありがとう、クロッキー
A「今ごろ、クロッキーはどうしているだろうね」
B「さあ、あいつのことだから、もうとっくに生まれかわっているんじゃないかな」
時々どちらともなくそんな会話をします。
そして私は、何の根拠もなく、
クロッキーがイルカやツバメに生まれかわって、
スイスイ自由に泳いだり飛んだりしているところを思い描くのです。
6月7日の早朝もそんな会話をしながら、
かつてクロッキーの散歩コースだった浜辺を二人で歩きました。
途中、顔見知りのワンコに行き会う度に、飼い主さんたちと立ち話。
今はもう、裏のジロウちゃんも、
クロッキーを慕ってくれたクリーニング屋さんちのコウちゃんも逝ってしまいました。
それでも、飼い主さんたちに会えば自然と会話が弾みます。
みんな、クロッキーが結んでくれた縁。
6月7日はクロッキーの命日。
もう、3年の月日が流れたけれど、
今でも毎日のように、
クロッキーが遺していってくれたものの大きさを感じながら暮らしています。
ありがとう、クロッキー。