*たわごとコラム

イワツバメの夫婦

毎年、海岸に建っている東屋の軒下にツバメが巣を作ります。
これは、今月上旬に撮った写真。

これから巣作りを始めるのでしょうか。
2羽ぴったりと寄り添って、垂直の壁に止まっていました。
足場もない場所にいったいどうやって?

その姿があんまりにも可愛いのでしばらくの間観察していたのですが、
2羽ともほとんど動きませんでした。

向かって左側のツバメは「なんで見てるの?」という顔をして
こちらを見つめています。
目もくちばしも真っ黒なので、写真では分かりずらいですね。笑

ちなみにこのツバメは、街中でよく見かける喉と額が赤いツバメとは種類が違います。
こちらはイワツバメといって、いわゆる燕尾の切れ込みも浅く短め。
本来は岩場に巣を作るので、『岩ツバメ』というのだそうです。

ツバメは巣作りに泥を使うため、非常に土壌汚染の影響を受けやすいのだとか。

今年も昨年の夏同様、ある浄水場の汚泥処理施設でツバメが大量死しました。
ニュースでは原因が解らないといっていましたが、今更何をかいわんやです。

ツバメが命と引き換えに警鐘を鳴らしてくれているような気がして仕方がありません。
ツバメが飛び交っているということ、それすらも当たり前のことではないのですね。

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