*たわごとコラム

木村農法実験中

店主Bの実家の畑で、現在木村農法を試している最中です。
木村農法というのは、「奇跡のリンゴ」で話題の人となった
木村秋則さんが提唱している自然農法です。

農薬だけではなく肥料も使いません。
ちなみに、種もF1種を使わないことにしています。

木村さんによると、リンゴに比べれば野菜の自然栽培は簡単だということですが、
なかなかどうして・・・

この農法は、雑草をそのままにしておくのですが、
日本では作物以外の草を目の敵にしているので、
隣接する畑の持ち主にいろいろ気を遣わなければなりません。

逆に、お隣の畑で大量の除草剤や農薬を使っていると、かなり不安です。
境界付近に草が生えていると、
他意もなく親切心で除草剤を掛けておいてくれたりします。(苦笑)

なので、境界に無作領域を設けてそこだけきれいに草むしりしています。

田舎では、畑を雑草だらけにしておくと、
持ち主がだらしない人だと思われてしまうのです。
義母も、そういう意味では複雑な気持ちだろうと思います。

けれども本質を考えれば、
自然農法の方が義母の身体にも絶対に良いと思うので、
何度も何度もじっくりと話し合いました。

こういう事情は、木村さんが初めて無農薬でリンゴを作り始めた時と同じです。

うちは家庭菜園なのでそんなにシビアな状況ではありませんが、
自然農法を実践しようとすれば、
完全に孤立した畑でもない限り、こういったトラブルはつきものなのではないでしょうか。

それでも、義母はだまって協力してくれています。

昨年はあまり出来がよくなかったなすやトマトも今年は豊作です。
土が少しずつ健康を取り戻しているのかも知れません。

自然農法を学んでいるとつくづく感じるのですが、
土も人間の身体も、基本は同じ。
自然のサイクルを整えなければ、健康にはなりません。

それを実感できただけでも、私にとっては大きな収穫です。

もちろん、おいしい野菜の収穫も、すご〜く嬉しいですけどね。

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真夏の夜の出来事

先週末、車で遠出をして、帰りが遅くなりました。
現地を出たのが夜の9時30分、自宅までおおよそ180Kmの道のりです。

暗い一般道を走り続けて、11時ぐらいにセルフのガソリン・スタンドに寄りました。

セルフだし、遅い時間だし、田舎道だし、
電気は煌々ついているけれど、人影はなし。

その出来事は、この閑散としたスタンドの女子トイレで起きたのでした。

入り口の扉を開いた途端、思いも寄らないものに遭遇。

「!!!」

その場で一瞬固まりました。

なんと!

洗面台の中に小さなねずみ!!

とっさに、そのままそ〜っと扉を閉めて、
一目散に給油中の店主Bのところに戻って、

「トイレに、豆みたいなネズミがいた〜☆※♯○!!」と報告。

普通、夜のトイレで突然ネズミに遭遇したら、
「ギャ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!」と奇声を発してしまいそうですが、
そうならなかったのは、そのネズミがすご〜く小さくて可愛かったからです。

「なんかすご〜く小さくて、可愛いネズミだったよ。
 なんであんなところにいたのかなぁ?」

もういないかもしれないと思いつつ、二人でトイレを覗きに行きました。

扉をそ〜っと開けてみると、ネズミはまだそこにいました。

よく見ると、洗面台を這い上がることができず、何回トライしても
アリ地獄のように滑って出られなくなってしまっていたのです。

なんでこんなところに落ちてしまったのか。
その前に、なんでこんなところに迷い込んでしまったのか。

とにかく、バタバタする豆ネズミを捕まえて、
「もう人間のいるところに入って来てはダメだよ」と
何度も言い聞かせて、裏の野原に放しました。

勝手に「豆ネズミ」なんて呼んでましたけど、
後で調べたら「ひめネズミ」という名前なのだそうです。
森に住む、小さな小さなネズミです。
無事にホームグラウンドに戻れたでしょうか・・・

こんな出来事があったので、その後の帰り道はドライブも楽しかったです。

遭遇したのがオバケじゃなくてよかった〜。笑

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あっという間に

梅雨明けした途端に猛暑日の連続。
先月は比較的涼しい日が続いていたので、今年の夏は過ごしやすいな〜
なんて喜んでいたのですが、嵐の前の静けさ?だったようです。
近年の気候変化はとにかく激しいですね。

先週はこの暑さに身体がついていけず、
やることなすこと何もかもがスローダウンしてました。

梅雨入りした時には、梅雨明けを、
猛暑になれば秋の到来を待ち望んでいます。

そんなことしてたら、あっという間にトシをとってしまいそうですね。

日本の”当たり前”

先週都内に用事があって、朝早く車で家を出ました。

途中、予想外の場所で渋滞に遭遇。
一台の故障車が、二車線のうちの片方を塞いでいたのが原因でした。
ノロノロと進んで行って、その車の横を通り過ぎた時にはまだ
ロードサービスも到着しておらず、交通整理をする人もいませんでしたが、
特に混乱することもなく、一度もクラクションの音を聞くこともありませんでした。

途中パーキングエリアによって、トイレを使わせてもらいました。
至れり尽くせりの豪華な設備で、まるでホテルのトイレのようにきれいでした。
もちろん無料です。

目的地に着いて、大きなビルのフロアに入ると、
エスカレータの下は長蛇の列。
それでも、全ての人が左側に1列立っていて、
右側に立ち止まっている人はいませんでした。

イベント会場が近かったので、どこもかしこも混雑していました。
けれども、サインシステムがしっかりしていて
要所要所にインフォメーションがあるので、全く迷うことはありませんでした。

用事を済ませた後、セルフのカフェに入りました。
近くの席に、一人でノートパソコンを使っている男性がいたのですが、
そのパソコンをテーブルの上に置いたまま、しかも鞄も置き去りにして、
どこかへ行ってしまいました。

彼がいない間に盗人が現れやしないか心配で、頼まれてもいないのに、
何度も横目でチェックしてしまいました。
5分以上もたった頃、持ち主が飲み物を持って戻ってきました。
その席からカウンターは見えません。
盗人が現れても分かりません。
けれども、もちろんパソコンも鞄もなくなりませんでした。
ちなみに他にも何人か荷物を残して席を立った人を見かけました。

こんな光景を目にする度に、日本はなんていい国だろうと思うのです。
しかもこんなことは、決して珍しいことではありません。
この国では「当たり前」とか「もちろん」と感じられるほど、一般的なことなのです。

編み目世界

昨日、パソコンを立ち上げたら、いきなりモニタ全面に青い線が・・・

ひゃ〜、と自分の額にも青い縦線が入りました。

モニタの故障か、はたまた本体の故障か、
いずれにしても、気が重い。

とにかく、どちらに不具合が起きたのかを確かめるために、
別のコンピュータにつなげてあるモニタと取り替えてみることにしました。

うちの場合、パソコンや周辺機器を置いてある机は、壁際には設置しておらず、
バックボードを外せば裏の配線が全部見えるようになっていて、
今回のように何かのコードをつなげたり外したりする時にはいつも、
ごちゃごちゃてんこ盛りのコードを見てため息をついています。

これが一本でも外れてしまうと、仕事になりません。
見るだけで気が遠くなりそうですが、全部必要不可欠なコードなんですよね。

最近は、コードレス化とやらが進んでいて、
マウスでもキーボードでも、コード無しで使えるものが増えています。
ごちゃごちゃコードがいやなら、
少しでもこういったものを増やせばいいのかも知れませんが、
動作している以上、コードがなくても繋がっていることには変わりはありません。
つまり、見えない線でつながっているわけです。

この、見えない線をもしも可視化したら世の中はどんなふうに見えるのでしょう。

WIFIやら、携帯電話、テレビの電波、リモコン、Bluetooth・・・・
宇宙線などの自然放射線を省いて考えても、
もうこの世界は編み目みたいに見えるんじゃないでしょうか。

私たちは見えない編み目の中で暮らしているんですよね。
それが生命にどのように影響するのか、現在人体実験中といったところでしょうか。
なにせ、編み目世界の歴史はそんなに古くないですからね。

見える線やら見えない線やらで、あっちこっち編み目状態。
頭がくらくらするので、机の裏の配線は、そそくさとバックボードで隠しました。
(隠しても、あるんだけどね。)

ちなみに、いろいろチェックしたところ、
モニタにも、コンピュータ本体にも不具合は見つからず、
結局双方を繋いでいたコードが問題だったようです。

やれやれ。

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