*たわごとコラム
紅白の彼岸花
やっとやっと秋が来ました。
日差しはまだ強いけれど、日陰に入れば涼やかです。
彼岸花も咲き始めました。
「子供の頃、彼岸花には仏事のイメージがあってなんとなく怖かった」と店主B。
私も、彼岸花を見ると必ず滝平次郎氏の絵本『花さき山』を思い出し、
そのイメージが重なります。
日本だけでも別名が千以上もあるそうですが、
咲く時期がお彼岸頃だとか、お墓の近くによく咲いているとか、
実際に毒を持っているとか、そんな理由で不吉な名前を付けられることも多いようです。
一方で「天上の花」などといわれて、吉兆とされることもあるらしい。
下の写真は、近所で見かけた彼岸花。
紅白で、なんとなくおめでたい感じでしょう?
まあ、吉だとか、不吉だとか、
所詮はすべて人間の勝手なたわごと。
花はただ、咲くべき季節に、咲くべくして咲いているだけ。
・・・美しいです。