*たわごとコラム

あえて手間や時間がかかる方を

最近思うところあって、
何かをやろうとする時に、あえて手間や時間がかかる方を選ぶように、
心がけていたります。

たとえば、いつも自転車や車で行っていたところに、歩いて行ってみる。
エレベーターは使わずに階段を使う。
メールではなくて、ハガキにする。
外食ではなくて、お弁当にする。
生豆を自家焙煎してコーヒーを入れる・・・

ささやかなことばかりなんですけどね、めんどくさがらずに
あえてやってみようと思うことが増えています。

現代人は老若男女を問わず何かと大忙しで、
時短テクニックだとか、レトルトだとか、
とにかく時間と手間を省けるものがもてはやされていて、
何でも手早くできること=優れている、というような風潮です。
でも、本当にそうなのだろうかと、ずっと疑問を感じていたんです。

そういう私だって、いつも「時間が足りない」と右往左往しているのが現実。
それでもまずは、「忙しい」を自分へのいい訳にすることをやめることから
始めることにしました。

無理をすると長続きしないので、あくまでも「できる時に、できる限り」ですが、
どんなにささやかなことでも、自分が大切だと思うことに十分に時間をかけると、
不思議なことに現実が少しずつ変化して、なんと言いますか・・・
「小さな幸せ」みたいなものが、さわさわと増えてくることに気づきました。

その上、それこそどうでもいいようなことに
無駄な時間を使っていたことにも気がついて、
むしろゆとりができた部分もあります。

無駄だと思って切り捨てていたもの、
大切だと勘違いして浪費していたもの、
ちょっとずつ整理して、
「はやくまっとうな人間になりた〜い」と思っています。(笑)

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