*たわごとコラム

ブッタのかつら?

ロマネスコを買ってきました。

C1412-18

こんな野菜です。

ヨーロッパではよく見かける野菜ですが、日本では最近まであまり売られていませんでした。
先日、近所のスーパーで見つけて思わず手に取りました。

それにしてもこの野菜、見れば見るほど不思議。
我が家では、「ブッタのかつら?」なんて冗談を言いながら楽しくいただきました。

よ〜く見ると、個々の蕾が螺旋を描いています。
これがかなり規則的なので『いったいこの野菜にはどんな魔法がかかっているんだ?』
と思えてきます。

なんでも、こんなふうに部分と全体が自己相似になっている形をフラクタルというのだそうで、
更にこの螺旋にはフィボナッチ数列とやらが関わっているんだそうな。

自然界の様々なものがこの数列に関わっているんだそうですが、
ロマネスコはとにかく誰が見ても数学的な要素を感じ取れるので、
何かと話題にもなるわけです。

それにしても、一見多種多様で混沌として見えるこの自然界が、
あるシンプルな法則によって成り立っているのだということを知ると、
ひとつの野菜にも神のみわざを垣間見るようでとても興味深いです。

「ブッタのかつら」というのも、結構、的を射た冗談かもしれません。(笑)

PADE TOP