*たわごとコラム

鳩たちの居場所

雨の日
電線に2匹の鳩

結構強く降っているし、寒い

いくらでも雨露をしのぐ場所はあると思うのだけれど・・・
そう考えるのは、人間だけ?

雨が降っていても、寒くても
電線に止まってる

電線は長い
止まる場所は他にいくらでもある

それでも2羽は寄り添って離れない

翼があって、どこにでも飛んで行けるのに
冷たい雨の中、一緒にじっとたたずんでる

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ブータンにあり、日本にないもの・・・あるいは失われてしまったもの

国民からの絶大な人気を誇るという若き国王と、美しき王妃。
空港に降り立ったお二人の姿は、
私にはまるで、おとぎの国からの来訪者のように映りました。

国民の幸福度が世界一というブータンという国が、
昔から桃源郷のように思えていたからかもしれません。

お二人は終止民族衣装に身を包み、微笑みを絶やさず、
各地で祈りを捧げてくださり、
心温まる演説を聴かせてくださいました。

外国の要人来日で、こんなにあたたかな気持ちになったのは初めてです。

ブータンの文化や人々のたたずまいを見ていると、
日本との深いつながりを感じずにはいられません。

国王もその演説の中で
「・・・両国民のあいだを結ぶより次元の高い大きな自然の絆。言葉には言い表せない非常に深い精神的な絆によってブータンは常に日本の友人であり続けます。・・・」
と語られました。

ブータンにあり、日本にないもの・・・あるいは失われてしまったもの。
今、その違いを考えることで、見えてくるものがあります。

外交に関して、とかく経済的メリットのみに焦点をあてた議論を繰り返している日本は、
真の友人を見失いかけていたのではないでしょうか。

これから何を目指すべきなのか・・・
私たちはもう一度真剣に考え直さなければなりません。
国王の演説を聴いた後に、つくづくとそう感じました。

見慣れた場所で別世界を見ることができる・・・

店主Bは、晴れた日には早朝ジョギングをしています。
日の出の時間には、と
毎回「ここ、どこ?」というような美しい写真を撮ってきてくれます。
もちろん、それは全てこの街の写真。
走るコースも決まっています。

いつも自分がいる「ここ」なのに、
見ようとしなければ、決して見ることの出来ない世界。

日々走っている店主Bは、同じ場所にいながら、
Aよりもずっ~と広い世界に住んでいるんだよね。

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強く生きる

すっ・・・すごい・・・

私なら・・・

これだけの荷物を自転車で運べといわれたら、
即答で「無理っ!」と答えます。
運べる可能性について、考えようともしないと思う。

だけど、やろうと思えば出来るんですね~。
ある意味、自転車の能力を最大限引き出してますよね。

こういう強さが・・・私も欲しいです。

どんなに荷物が多くても、
例えオンボロ自転車しか持っていなくても、

積み方を工夫し、縛り方を工夫し、

たんたんと背負って、日々生きる強さを。

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