*たわごとコラム
コペルニクス的転回
光より速い素粒子が観測されたそうですね。
発表した名古屋大などの国際研究グループが 他に検証を求めている段階なので、
まだどうなるか分かりませんが、
これが間違いでないとすると、これまでの物理学の常識がひっくり返ってしまうと、
巷で大騒ぎになっています。
人類はまさに「コペルニクス的転回」 を迫られるということになるのでしょうか。
「コペルニクス的転回」の”コペルニクス”というのはもちろん、天動説を捨て
地動説を唱えたことで知られるあの有名な天文学者 ニコラウス・コペルニクスのこと。
この言葉は、「発想法を根本的に変えることによって、
物事の新しい局面が切り開かれること」を意味するそうです。
現代では地動説が常識になっていますが、
16世紀までは天動説がキリスト教の支持を受け、定説でした。
地動説を唱えたガリレイは宗教裁判を受け、
法王より「地動説の放棄」を命ぜられたといいます。
真実が意図的にゆがめられてしまうことも、多々あるということですね。
今まで真実だと思っていたものが、ある日突然根底から覆されてしまう・・・
そんなどんでん返しを、人類はいったい何度繰り返してきたのでしょうか?
しかも、多くの人が真実だと信じたものが、真理はどうであれ
事実上の真実になってしまうという現実は、今も昔も変わりません。
私たちが今真実だと思って疑わないものは、ただそう思っているだけなのかもしれないし、
もしかすると、そう思わされているだけなのかもしれない。
そしていつか、突然ひっくり返ってしまうかもしれない。
そう思うと、なんだか現実が虚ろに見えてきます。
それでも私たちは、現時点での真実を基盤に生きるしかないんですね。
見方を変えれば、未来にはまだ私たちが知り得ないものが未知数にある、ということ。
そう思うと、ワクワクします。
こっちの見方の方が、ポジティブ?かな・・・
あまり、目の前のことに固執し過ぎず、色即是空を意識してあるがままに生きられたら、
いつか人類は、普遍の真理にたどり着けるでしょうか?
ロックフェラーの天使の羽
聴いただけで、突然涙が出てくる・・・
たま~に、そういう音楽に出会います。
それが思い出の曲で、ある記憶がよみがえったとか、
何かに共鳴したとか、そういうことではなくて、
(そういう感動もあるけれど)
本当に何の前触れもなく、ただただ心が震えて涙が出てくる・・・
悲しいとか、嬉しいとかでもない。
"感情"が発現するところとは違う、もっと深い場所から沸き上がってくる"なにか"。
例えば、辻井伸行さんが演奏する「ロックフェラーの天使の羽」がそうでした。
この曲は、彼が小学6年生の時に作曲したものだそうです。
Unlikely Friendships
毎年年末に友人がプレゼントしてくれる日めくりのDOGS カレンダーには、
時々、猫や鳥など他の動物と仲良く寄り添う犬たちが登場します。
私はこういう写真がたまらなく好きで、その日めくりの一枚を
いつまでもデスク周りに貼ってあったりします。
先日もこのコラム欄で、イルカと触れ合う犬や猫の映像をご紹介しました。
「犬猿の仲」と言ってみたり、
ネズミをひたすら追いかけるネコのアニメを作ってみたり、
人間は勝手に、異種の動物は互いに相容れないものと思っているような節があるけれど、
こういう写真を見ていると、そうとばかりは言えないんじゃないかと思えてくるのです。
ところで、こんな本が最近アメリカで出版されたのでご紹介します。
タイトルは『Unlikely Friendships』。
unlikely という単語は、ありそうもない, 思いもよらない・・・という意味。
仔豚を育てる犬、仔猫を抱くゴリラ、ひよこたちと寄り添う犬とネコ・・・など
47の微笑ましいエピソードが掲載されています。
どの写真を見ても、なんだか涙が出てくる・・・
AMAZONで買えるようなので、リンクしておきました。
イワン・ガンチョフの絵本
先日新着UPしたブルガリアのイラストレーター、イワン・ガンチョフの絵本
「ひのやま」のイラストから、
私は、砂や鉱石の顕微鏡写真のような印象を受けました。
これが「ひのやま」のイラスト
で・・・
これは砂漠の砂の顕微鏡写真
これはハワイの海の砂の一粒一粒
http://sandgrains.com/
鉱石の顕微鏡写真・・・・
これはなんと、お酒を結晶化したもの
Hちゃんは、どんどん 行きてる。
7月末にうちに3日間滞在した旅人Hちゃんから
写真付きのメールが届きました。
8月中旬、上海から旅をスタートさせて、 今はカシュガルにいるそうです。
次の目的地はパキスタンだけど、
「道がぶっ壊れて」足止めを食っているとのこと。
生きる=行きる
Hちゃんは、どんどん
行きてる。