*たわごとコラム

10年経ちました。

このサイトをオープンして、10年が経ちました。

『10年・・・・・・・・・・・・・・・・』(遠~い目)

あっという間の10年・・・されど、10年。
あんなことやこんなことや・・・・振り返ればいろんなことがありました。

本を取り巻く状況も激変。

10年前は、SNSどころか、Blogも登場したばかりでしたよね~。
たった10年でインターネット環境も大きく進化しました。

日進月歩で進化してゆく世界で、
プレシャス・ブックスのスタイルは、当時とほとんど変わっていません。
店主も、まったくもって時代遅れなサイトであることは重々自覚しています。

リニューアルを何度も検討しましたが、日々ご紹介してきた本たちのデーターは、
塵も積もればで相当な量になっており、そう簡単には変更が出来なくなっています。

(再び、遠~い目)

なんだか、高層ビル群の中に取り残された、昔ながらの小さな古本屋みたい。

実際に都会で営む小さな古本屋さんは、みんなそんな感じかもしれません。
変わりようがないというか、変わらない方がいいというか。
それはどこの国でも同じです。

本屋のスタイルも多様化しましたが、本というものがなくならない限りは、
時間の流れ方がそこだけ違うような小さな古本屋さんも、
細々と生き続けるでしょう。(・・・と願いたい)

店に入ると、たくさんの本があって、
中にはもう何年もそこから動かされた形跡がない本も眠っている。
お客さんから探求書のタイトルを告げられると、在庫がある場合は、
すぐにその本を棚から出してきてくれる。
どんな本がどの棚にあるか、いつ入荷したものか、全部把握してるんですよね。
これも、どこの国でも同じ。

昔からよく古本屋さんに足を運んでいた私は、
ネットショップの検索機能をも凌ぐ古本屋店主の能力に、
いつも感心していました。

10年たった今、気がつけば私にもそんな能力が身に付いていました。
ネットショップなのに、アナログな能力を駆使して運営しています。(苦笑)

この先10年、いったい何がどうなるのか予測もつきませんが、
もうこうなったら、このままのスタイルで行けるところまで行ってみようかと
最近は思うようになりました。

一応、このサイトには簡易的な検索機能が付いていますが、
もしもお探しの本がありましたら、直接店主にお問い合わせください。
その方が、より具体的な情報をご提供することができると思いますので。(笑)

カランコロン

梅雨が明けたと思ったらいきなりの猛暑・・・と思ったらまた雨続き。
毎年のことですが、8月に入る前に既に夏バテしています。(苦笑)

この季節になるとほぼ裸足の生活。
もともとどんな季節であろうと靴下が苦手、ストッキングもタイツもスキニーも、
ピタッと着るものはみんな苦手です。
靴だけは、ピタッとしていないと具合が悪いのですが、
本当はそれも苦手なのかも。
なので、冷え性にも関わらず、いつもいつの間にか裸足になってしまうのです。
しかも、身につけるものに関しては化学繊維やゴムも金属も苦手。(野人か?)

で・・・

数年前、ゆかた用に下駄を買ったら、
なんだか履き心地がものすごく気に入ってしまい、
夕涼みの散歩には、いつもこれを履いて出かけるようになりました。

素足にさらさら、歩くとカランコロンと乾いた音がします。

カランコロン
カランコロン
カランコロン

これがまたいい感じ。

カランコロン
カランコロン
カランコロン

わざと大きな音を立てて歩いてみたりして・・・

あれっ? なんだかこの感じは、いつか味わったことがあるような。
そうそう、子供の頃、きゅっきゅっと音のなる靴を買ってもらって、
それが楽しくて、いつまでもいつまでも歩き続けたっけ。

木のサンダルといえば、スウェーデンのサボが人気ですけれど、
日本の夏にはやっぱり下駄でしょ。

カランコロン
カランコロン
カランコロン

歩くのが楽しくなるんです。

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ビーチがワクワクしてる

ついに梅雨が明けましたね~。
ぐずつきがちだった毎日が嘘のように、青い空、青い海が広がっています。

前の浜は既に海開きしていますが、今日は夏休み前の平日、
嵐の前の静けさといったところでしょうか、
海水浴客も、そんなに多くはありません。

海の家も準備万端。
湘南あたりのおしゃれ~な海の家とは違って、かなり素朴な感じです。

メニューは、ラーメン、カレー、やきそば、ホットドック、フライドポテト・・・
これぞ王道の品揃え。(笑)

特別なものは何もないけれど、特に子供たちにとっては、
こういうところで食べるご飯が一番のごちそうなんですよね。

人影は少なくても、この季節の海岸はワクワクした空気に満ちています。

夏の終わりにも人影は少なくなるけれど、空気の色が全く違うのです。

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大切なのは・・・

店主Bがボロボロ涙を流しているので何事かと思いきや・・・

戦地に赴き無事帰還したアメリカの兵士さんたちと、家族の再会。

私も涙が止まりませんでした。

もちろん、戦地で戦った相手方にも家族がいます。

こんなにも大切な家族を離れ離れにさせてしまう原因を、
わざわざ人間自身が作り出している現実。

シャボン玉

まだまだ梅雨は開けていませんが、
週末ともなると、海辺は夏休みを待ちきれない人たちで大にぎわいです。

久しぶりに晴れ間がのぞいた七夕の日、
浜に出てみると、波打ち際でシャボン玉を作っている女性がいました。

環になった糸をシャボン液に浸して、それを海から吹く風にさらすと
自然に大きなシャボン玉が出来ます。

風がふうわりと優しく吹いて、それをシャボン液が包み込む・・・
その女性は、多分妊婦さんで、
まるで祈りの捧げるみたいにそれをただ繰り返しているのです。

それは、なんだかとても美しい光景でした。

風が作り出す思わぬかたちの造形に驚きながら、
シャボン玉がどこまで遠く、高く飛んでゆけるか見届けたいと、
しばらくの間、夢見心地に見つめていました。

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大人たちは誰もがそんなふうに、控えめに遠望しているのですが、
こどもたちはシャボン玉を見つけると走り寄って行って手を伸ばします。

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そして、競う合うように次から次へと飛んでくるシャボン玉を
つぶして遊びます。

どういうわけか、どの子供も皆同じように
シャボン玉を追いかけて、つぶすことに夢中でした。

『何故だろう?』
ふと、不思議に思いました。
子供はどうして、無邪気にシャボン玉をつぶしたがるのだろう?

逆に、大人がそう出来ないのは、
それがどんなに儚いものかを知っているからかもしれません。
夢のように消えてしまうと分かっているその美しい瞬間を、
むやみにつぶすことは出来ません。

けれど、いずれにしてもシャボン玉は瞬く間に消えてしまう・・・

大きくても、小さくても、
つぶれても、つぶされても、
高く飛んでも、遠くに飛んでも、そんなことはおかまいなしに、
妊婦さんは海風と一緒に、
ただ淡々と、シャボン玉を生み出しておりました。

LOTS OF HEART PROJECT

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「LOTS OF HEART PROJECT」は、
震災に際して世界中から日本に寄せられた多くのあたたかい支援に対し、
ポスターを使って、感謝の意を伝えてゆこうというプロジェクトです。

このプロジェクトは、発起人であるアートディレクターの柴岡洋次さんが、
2011年3月11日震災直後に作成した、一枚のポスターから始まったのだそうです。

アクションはシンプル。
「公式サイトから、ポスターのデータをダウンロードし、
プリントしたものを適した場所に貼る」

LOTS OF HEART PROJECTのfacebookページには、
海外のレストランや、学校、宿泊施設などなど、
プロジェクトに賛同した方々から、たくさんの報告が寄せられています。

決して日本人が経営している場所ばかりではありません。
このポスターを貼る場所を、現地の人が提供してくれているというケースも
とても多いようです。

もちろん、ポスターとして貼るだけでなく、カードにしたり、
メールに添付して送ったりしてもいいと思います。

「出来ること」っていろいろあるんですね。

>> LOTS OF HEART PROJECT公式ページ
http://www.lohp.jp/entry/index.php

>> LOTS OF HEART PROJECTのfacebookページ
http://www.facebook.com/lotsofheartproject

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