*たわごとコラム

雪だるまのルーツ

ここ数日、関東でも久しぶりに雪が降って、
あちこちに出現した雪だるまの映像が、さかんにニュースで流されていました。

今日はお天気だったし、もう溶けてしまったかな?
積雪量が少ないと泥がついてしまって、まるであんころ餅みたいになってしまうし、
寿命は短いし、淡雪でできた雪だるまは、ちょっとかわいそうですね~。

昨日、雪だるまの絵本をUPしていて気づいたのですが、
アメリカやヨーロッパのスノーマンは3段なんですね。
日本は2段、韓国も2段だそうです。

起源についても興味が湧いたので少し調べてみたのですが、
詳しいことは分かりませんでした。
サンタクロースのルーツみたいに、はっきりしたストーリーがあるわけではないようです。
特定の国で作られ始めたというよりも、世界中の雪が降る国々で、
自然に派生した遊びなのではないかという仮説もありました。
「雪を握ると雪玉ができて、それを転がしたら大きくなって、
いくつか積んだら人形ができた・・・という、とっても自然な展開で、
人種に関係なく、人間だったらだれでもやるでしょう?」ってことらしいです。

そんな仮説を裏付けるおもしろい写真集があります。
岩合 光昭さんの『スノーモンキー』。
なんと、 地獄谷温泉(長野県)のニホンザル は、
誰が教えたわけでもないのに、雪玉を作って遊ぶんだそうです。
この写真集は、海外でもかなり話題になりました。

雪玉を人間に見立てて目鼻をつけるとか、そこから先が“人間技”っていうことですね。
さらに、どんなものをつけるかで文化の違いが出るのかも。

私がもし何の既成概念もなく雪玉から“自然の流れ”で何かを作るとしたら、
おにぎりか・・・・棒を差してお団子、あるいは葉っぱをつけてリンゴとか?
どう転んでも、食べ物になってしまう気がする。
しかも、本当に食べてしまいそうな気がする。(苦笑)

08-1-26.jpg<<「スノーモンキー 」

本がいっぱいある場所

昨年、最寄りの市立図書館が新しい建物に移転して、とても魅力的になりました。

親子でくつろぎながら絵本を楽しめるコーナーがあったり、
眺望のある窓際に机が並んでいたり、
とにかく居心地のいい図書館に生まれ変わったのです。

蔵書は以前と変わっていないはずなのに、
床面積が広くなって書架も立派になったせいか、
まるで本たちが息を吹き返したようにイキイキしています。
(以前の建物がかなり古びていたので、余計にきれいに見えるのかも・・・苦笑)

引っ越して来てすぐにこんなことがあるなんて!
図書館好きの私にとっては、非常にうれしい出来事です。

とにかく私は、子供の頃から本がたくさんある場所が大好きでした。
大きな図書館や本屋を待ち合わせ場所にすれば、何時間待たされても平気です。
といいましても、決して多読な読書家でもなければ、勉強家でもありません。
とにかく“本”そのものが好きなのです。

図書館や本屋は、そんな私にとっては宝物箱のようなもの。
誰かが一生をかけて研究したことや、命がけで見て来たもの、
貴重な経験談や、歴史の記録・・・・
自分というひとつの人生だけでは到底得ることのできないものたちが
本というかたちになって、膨大に、しかも整理されて所蔵されている場所なのですから。
図書館や本屋には、いつも未知の何かがある・・・
そう思うと、本当にワクワクします。
(そういう意味では、旅することと似ているかも)

私はたまに、“何かを探しているのだけれど、その何かが分からない”
という困った心境になることがあるのですが、
そういう時はいつも、自然と図書館や本屋に足が向いています。
自分が探しているものが何かを探しにいくわけです。(苦笑)
“未知の何か”の中に、探しものがあるかもしれないと期待して。
探しものそのものがなかったとしても、そのありかを示す地図やガイドが
見つかることもあります。
そうしたら、それを持って旅に出るわけです。

これは、かなり楽しい宝探しです。(笑)

先日、こんなサイトを見つけました。
“天国の図書館”なのかと思いましたよ。
これはもう、図書館そのものが宝物です。
>>Librophiliac
Love Letter: A Compendium of Beautiful Libraries

こんなところに行ったら、二度と帰って来れなくなりそう・・・

ハナキャベツにうっとり

1-18c.jpg

きれいでしょ?
外出先で、あまりの美しさにうっとり。
葉牡丹です。別名ハナキャベツ。
豪華な八重の花びらのように見えますが、葉っぱなんですよね。
なにせ、キャベツの仲間ですから。
でも、こうやって接写すると、本物の牡丹のようですね。

1-18a_20080121160122.jpg

こちらは、なんだか珊瑚のように見えます。
まるで海の中で撮った写真みたい。
真ん中に、真珠のような雫がのっています。

1-18d.jpg

引きで撮るとこんな感じ。
思いっきりキャベツです。(笑)

1-18b_20080121160140.jpg

あんまりきれいなので、
しばらくの間顔を近づけて、まじまじと見つめていました。

ふと横を見ると、同じように別の葉牡丹に顔を近づけている黒い犬がいて、
(・・・店主Cです)
『これ、食べられるのかな?』という、聞こえない声が聞こえてきました。
(↑間違いない)

葉牡丹たちは、突然、挙動不審な動物が2匹も大接近してきたので、
内心震え上がっていたに違いありません。(苦笑)

寒くなってホッとする

今日は、とても寒い一日でした。
こういう寒さは、なんだかとても久しぶりです。
この辺りは温暖な地域なので、雪は滅多に降りませんが、
山側では雨が雪に変わったようです。

ほんのちょっと外に出ただけで手がかじかむほどですが、
これがまさしく“冬”なんですよね。

といいますのも、私はつい先日蚊に刺されて、
これも温暖化の影響かと、眉をひそめていたところなんです。
1月に蚊に刺されるなんて生まれて初めて。
店主Cのフィラリアの薬も、1年中飲ませないといけないかしら?

植物たちも今年はなんだか様子が違います。
例年なら寒くなると枯れてしまうインパチェンスも、
今年はまだ花をつけています。
冬の花と夏の花が一緒に咲いているんです。

冬に、寒くなってホッとするなんて、
やっぱりなんだか変ですよね。

かぐや姫を探して

お正月に届いた新聞の地方版に、目にとまった記事がありました。
メインタイトルは“海から届く優しさ”、
サブタイトルは“心を癒す「音」の魔力”です。

朝日新聞の新年企画「かぐや姫を探して」という連載記事の4回目なのですが、
この企画の趣旨そのものが興味深く、毎日欠かさず読んでいます。

「伝説には力がある。その力を先人たちは信じて生きてきた。県内に伝わる伝説はいま、私たちに何を問いかけてくれるのだろう。そこには人類の英知がつまっていて、今を生きる私たちにとっても貴重な宝物があるのかもしれない。」

毎回、「かぐや姫」や「三保の天女」など、静岡県に伝わる伝説を取り上げて、そのお話から何かを得て生きる人たちを紹介しています。

4回目で取り上げられている伝説は「波小僧」。
人々は波の音で天気予知ができるようになった・・・という結びのお話です。
(よろしければ記事を読んでみてくださいね。↓)

この記事では、海から多くのものを得ているという人や
目の病で色の世界を失いながら、耳で色を感じられるようになった人、
難聴でも微笑みによって、音が伝わるようになったという人が紹介されています。

さらに「浜松市は07年7月、「音・かおり・光環境創造条例」に基づいて、次の世代に残すため、保全すべき風景や音、かおりを選んだ」というコラムも添えられていて、
思わず自分の音やかおりの記憶を辿ってしまいました。
『私の記憶の中に、次世代に残したい音やかおりはあるだろうか』

それにしても、粋な条例ですね~。


世の中いったいどうなっちゃうんだろう ・・・』と思うような暗いニュースが多い中、
この記事は、ささやかな希望の光に思えて、
お正月早々、なんだかちょっと幸福な気持ちになりました。

問題は山積みでも、新年企画でこんな記事が新聞に掲載される国は、
捨てたもんじゃないと思えてきます。

記者の皆様、お願いです。
今年もいろいろなことが起こると思いますが、
どんなに世の中が不安定な時でも、
暗いニュースだけでなく、心温まる出来事にも焦点を当てて報道してください。
一読者より。

>>記事はこちら
新年企画 「かぐや姫を探して」
波小僧/海から届く優しさ

HAPPY NEW YEAR 2008 !

HAPPY NEW YEAR 2008 !

本日からプレシャスブックスもぼちぼち店開きです。
今年も、ゆったり・のんびり・マイペースな更新になると思いますが、
どうぞよろしくお願い致します。

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今年の年賀状は↓・・・こんな感じ。
友人や親戚だけでなく、恩師や仕事関係の人にもこの年賀状を送ってしまいました。

仕事柄、昔は“デザイン重視”とか“メッセージ性重視”とか、
そんな年賀状を作っていたこともあったのですが、
ここ数年は、ひたすら “ちょっとでもニッコリ” をテーマにしています。
年始にハガキに乗せて送りたいものは・・と考えた末、そうなりました。

「とにもかくにも、笑顔の多い一年になりますように」

ところでこの年賀状、10日以上も前に投函したにもかかわらず、
未だに届いていないところがあるらしいのです。
郵政民営化の影響でしょうか、それともまさか紛失??
(お願い、ちゃんと届いて~)

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