*たわごとコラム

本がいっぱいある場所

昨年、最寄りの市立図書館が新しい建物に移転して、とても魅力的になりました。

親子でくつろぎながら絵本を楽しめるコーナーがあったり、
眺望のある窓際に机が並んでいたり、
とにかく居心地のいい図書館に生まれ変わったのです。

蔵書は以前と変わっていないはずなのに、
床面積が広くなって書架も立派になったせいか、
まるで本たちが息を吹き返したようにイキイキしています。
(以前の建物がかなり古びていたので、余計にきれいに見えるのかも・・・苦笑)

引っ越して来てすぐにこんなことがあるなんて!
図書館好きの私にとっては、非常にうれしい出来事です。

とにかく私は、子供の頃から本がたくさんある場所が大好きでした。
大きな図書館や本屋を待ち合わせ場所にすれば、何時間待たされても平気です。
といいましても、決して多読な読書家でもなければ、勉強家でもありません。
とにかく“本”そのものが好きなのです。

図書館や本屋は、そんな私にとっては宝物箱のようなもの。
誰かが一生をかけて研究したことや、命がけで見て来たもの、
貴重な経験談や、歴史の記録・・・・
自分というひとつの人生だけでは到底得ることのできないものたちが
本というかたちになって、膨大に、しかも整理されて所蔵されている場所なのですから。
図書館や本屋には、いつも未知の何かがある・・・
そう思うと、本当にワクワクします。
(そういう意味では、旅することと似ているかも)

私はたまに、“何かを探しているのだけれど、その何かが分からない”
という困った心境になることがあるのですが、
そういう時はいつも、自然と図書館や本屋に足が向いています。
自分が探しているものが何かを探しにいくわけです。(苦笑)
“未知の何か”の中に、探しものがあるかもしれないと期待して。
探しものそのものがなかったとしても、そのありかを示す地図やガイドが
見つかることもあります。
そうしたら、それを持って旅に出るわけです。

これは、かなり楽しい宝探しです。(笑)

先日、こんなサイトを見つけました。
“天国の図書館”なのかと思いましたよ。
これはもう、図書館そのものが宝物です。
>>Librophiliac
Love Letter: A Compendium of Beautiful Libraries

こんなところに行ったら、二度と帰って来れなくなりそう・・・

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