*たわごとコラム

どこかの時代の“母”で繋がった縁者・・・といえば

前回、りかばあちゃんのことを書いていて、
ミトコンドリア・イブの話を思い出しました。
ミトコンドリア・イブというのは、
人類のルーツがアフリカの一人の女性に集約する、という学説。
全人類のミトコンドリアDNAを遡っていくと、
約17万年前に生きていたアフリカの一人の女性に辿り着くというのです。

あなたも私も、先祖を辿れば“アフリカの一人の女性”・・・ということ。
「人類みな兄弟」なんていう言葉があるけれど、
あながち単なる理想論とは言えないんですね。

あなたと私は親戚かも

飛び石の行事予定というのは、ほぼ身内の冠婚葬祭です。
こんな時にしか親戚が一同に集まることもないので、
毎回、「大きくなったね〜」とか「あら、誰かと思ったら・・・」とか
そんな挨拶から始まるのが恒例です。
私の方は親の兄弟が少ないので、比較的こじんまりした集まりになるのですが
店主Bの方は、父方が8人、母方が6人兄弟なので、何事の会もけっこうな規模になります。

数年前におばあちゃんが亡くなった時には、
ひ孫の代まで集まって大変な人数になりましたが
一度も会ったことがない人もいて、いったい誰が誰なんだか・・・
親戚なのに「はじめまして」なんて挨拶をしたりしていました。
おばあちゃんという一人の女性がいなかったら、その場にいる血縁者のほとんどが
この世に存在しなかったのだと思うと、なんだかそれだけで
“母”というものの偉大さをひしひしと感じましたよ。

ちなみにおばあちゃんは、ひらがなで“りか”さんというハイカラな名前で、
みんなから“りかばあちゃん”と呼ばれて愛されておりました。
りかばあちゃんの子供は6人、孫は13人、ひ孫は・・・??とにかく大勢。
それまであまり意識していませんでしたが、
この世には、まったく会ったことがなくても、どこかの時代の“母”で繋がった
縁者が大勢いるんですよね〜。

案外あなたと私は、遠い親戚だったりするのかも知れません。

ゆうじとゆうじくん

ゆうじは、去年の夏休みの自由課題で
「犬と猫の違い」について調べたんだって。
で、どんなことが分かったの?と聞くと、

「犬は、人間がごはんをくれるから“人間は神様だ”と思うんだよ。
猫は、人間が自分にごはんをくれるから“自分は神様だ”と思うんだ。 」

思わず「ほぉ〜〜〜〜」と感心してしまった私。

ちなみに、ゆうじの目下の悩みは、好きな女の子がいるけれども片思いで、方や、
以前相思相愛だった女の子がいまだに自分を好きらしい・・・
ということだそうな。

う〜〜〜ん、なかなか愛はうまくいかないねぇ、ゆうじ。

この件については、
「自分の人生経験からは、アドバイスできることが何もない」って、
ゆうじくんは言っている。

店主Bの昇格

「ゆうじくん!」

裏に住んでいる、店主Bと同名の小学生が、いつの間にか店主Bをそう呼ぶようになりました。
以前は「おう!ゆうじ!」と呼び捨てだったのに。
どうやらお父さんに「大人の人を呼び捨てにしてはいけません」と叱られたようです。
で、いきなり店主Bは「ゆうじくん!」に昇格。

ある平日の午前中、ゆうじ宅前での会話・・・

店主B「おう!ゆうじ!なんでこんな時間に家にいるんだよ。」

小学生ゆうじ 「おう!ゆうじくん! 今日は具合悪くてさ〜〜」
と言いながらも、すごく元気そうなゆうじ。

店主B「そんなに元気なら学校に行けよ〜」

小学生ゆうじ 「へっへへ〜〜」

ぷぷぷ・・・名前だけでなく、どことなく似ている
“ゆうじ”と“ゆうじくん”

・・・しかし「オレは小中高と皆勤賞だったぞ!」と、
店主Bからたった今、反論あり。

へええ〜〜〜! そりゃすごいわ〜ゆうじくん。

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