*たわごとコラム

食べられるおひな様

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店主B作、食べられるおひな様。

別に意図して作ったわけではないらしいのですが、太巻きの端っこを
たまたま並べて置いたら、おひな様に見えたので写真を撮ったのだそうです。

義母直伝の太巻きですが・・・・
斬新というか、新鮮というか、
修行の道のりはまだまだ長い。

ちなみに私の場合、“巻き方 ”だけは免許皆伝。
すのこがなくてもきれいに巻くことができます。

だけど、巻けるだけじゃ~ね~。

いよいよ“春”ですね!

いよいよ“春”ですね!

まだ2月ですし、この後まだ寒い日もあるでしょうが、
この辺りの空気はすっかり春色です。
今日はあたたかなそよ風が吹いていて、窓を開けたら、
白い小さな花びらが舞っていました。
深呼吸をすると、どこからともなく花の香り・・・
どうやら花粉も飛び始めたみたいですね。(苦笑)

なんなんでしょうね・・・この感じ。
ただ暖かいというだけではなく、
小さな光の粒に満たされているような空気。
“芽吹き”のエネルギーでしょうか?

風に揺れる花や樹が、喜んでいるように見えます。

「今日は何の日?」

「今日は何の日か知ってる?」
と、突然店主Bに聞かれて答えられませんでした。

「何の日だっけ?」
何かの記念日だったかしら? 祝日じゃなかったよね~。 え~と・・・

「平成22年2月22日だよ。」

「へえ~、2のぞろ目なんだ。」

「そう、次のぞろ目日は、平成33年3月3日までないんだよ。しかも3が4つ。
今回は2が5つ。平成33年があるかどうかもわからないし。」
なんだか『次に皆既日食が日本で見られるのは・・・』と同じような言い方。

「確かにいわれてみれば『へぇ~』な日だね。ということは、今日の22時22分22秒は
さらにすごいね」

「そうだね~」

「で?・・・今日って何かの記念日なの? 」

「別に・・・」

「ただ、ぞろ目ってこと?」

「そうそう」

「ふ~ん」

人って、“ぞろ目”を見ると、なんとなく意味を感じてしまうものなんですよね~。
ふとデジタル時計を見た時に 偶然数字がぞろ目だと、
ちょっと「おやっ」と感じて、
それが何回か重なると、なんなく“意味”みたいなものを感じて、
勝手にジンクスなんかを作ったりしてしまいます。
ちなみに私は、3時33分(3:33)に、たまたま時計を見ることが多いです。
すると、なんとなく“3”が自分にとって特別な数字と思えてくる・・・
そうすると、逆に“3”にばかり目が行くようになって、
さらに“3”にまるわる出来事が増える・・・

よく考えてみると、起きていることにはそもそも何の意味も無いのに、
人は無意識のうちに、勝手にそこに意味付けをしていくんですよね。
そしてそれが結局、自分の人生の足跡になってゆく。
人間は、自分が意味付けした通りの人生を生きる・・ってことですね。

ちなみに、どんな意味を付けるかは全くの自由・・・であるはず。

ほとんどの場合、人は無意識のうちに意味付けをしていて、
自分の“偏り”を 反映させています。
例えば、不安があれば、どんなことでもマイナスに捉えてしまう。
人間て多かれ少なかれそういうものですよね。

どんな意味でも自由に付けられるのですから、
意識的に、その“意味”を選ぶことが出来るようになれば、
きっと人生の達人になれるのだろうな、と思ったります。
さらに、あえて意味付けすることなく、起きていることを、
ただ、ありのままに見られるようになったら・・・
つまり、現象に左右されずいつでも「ありのまま」でいられたなら、
もっともっと、しなやかに生きていけるんだろうな~、と思うのです。

2月22日、今日はそんなことを考えました。
そうだ!今日は「意味付け」について深く考えたから、
「意味付け記念日」っていうことにしよう!

・・・・・悟りの日は遠い。(苦笑)

そういえば、
 「この味がいいね」と君が言ったから7月6日はサラダ記念日
っていう俵万智さんの短歌があったな~。

ちなみに、ちょっと調べてみたら、2月22日は
「猫の日」「世界友情の日」「行政書士記念日」
「食器洗い乾燥機の日」「ヘッドホンの日」「おでんの日」・・・なのだそうです。

1951年のこの日、「行政書士法」が施行されたことから、
「行政書士記念日」に制定された、という理由のものもありますが、
「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」で「猫の日」
「ふう(2)ふ(2)にっ(2)こり」で 「食器洗い乾燥機の日」
「フー(2)フー(2)フー(2)」で 「おでんの日」
毎月22日は「 フー(2)フ(2)」で夫婦の日・・・
なんていう、語呂合わせのものがほとんど。

いろんな意味付けがありますね~。

「フ(2)フ(2)フ(2)」で「微笑みの日」っていうのはどうですかね~。
それとも「不敵な笑い・・」?
「フフフ」← どう思います?
これも捉え方次第、意味付け次第ですね。

バレンタイン・デーには、ベルギー○○○

今日はバレンタインデー。
店主Bは「いらない」といいますが、毎年小さなチョコを用意します。
今となっては恒例行事。
チョコは、嫌いではないけれど、好き~というわけでもない店主Bは、
これまた慣習だからという感じで受け取ります。
で、いつも半分以上が私の口に・・・

『それってどうなの? 』と考えて、
今年は店主Bに、今までとは違うバレンタインデーを提案してみました。

「せっかくだから、今まで食べたことがないような、
ものすごく美味しいチョコを食べてみる・・・っていうのはどう?
ほんの一粒でいいから、すごく高級なのとか。」

「いいね~」
どんな食材でも一度は味見をしてみたいという性分の店主B。
この提案にはすぐに食いつきました。
「で、そんなチョコレートはいったいどこにあるの? 」

「う~ん」
即答できない私。
とりあえず思い浮かんだのが、デパ地下。
この時期デパートに行けば、たくさんの種類のチョコが並んでいるはずです。

どうせだから、それぞれが一番美味しそうだと思ったチョコを買おうということになって、
数日前、揃って外出したついでに駅ビルの地下に立ち寄りました。

入り口近くにたくさんの女性が集まっていると思ったら、
案の定、バレンタインデーの特別ブース。
いろんなお店が出店していて、どこも大にぎわいです。

「なんか、男はオレ一人なんですけど・・・」
気後れする店主Bを励ましながら?、売り場を一通り見て歩きました。
どれもこれも美味しそう・・・
あまりにも種類が多くて、すぐには決められません。
すでに目が泳ぎ始めていた店主Bは、
「ちょっと他の売り場も見てくる」といって、一人でどこかへ行ってしまいました。

なかなか戻ってこないので探しに行ってみると、なんと店主Bは
生ハムの試食コーナーで、売り子のお姉さんと談笑していたのでした。
店主Bにとっては、チョコレートより生ハム。
それは充分に分かっているのですが、
それじゃあ今回のバレンタイン企画が、計画倒れになってしまいます。
再び店主Bをチョコレート売り場に連れ戻し、
最後には「もうこれでいいや~」という感じで、ガラスケースから
チョコを一粒ずつ選びました。

小さなベルギーチョコレート、一粒360円也。

「ここで食べるから、包まなくていいです」
「ここでですか?」と、目を白黒させる売り子のお姉さん。
そんな客は一人もいないのでしょう。

どのチョコも豪華な箱に入れられ、リボンをかけられて、
宝石のように扱われているのです。

それでもちゃんと、陶器のお皿にのせて出してくれたチョコをそのままつまんで、
口の中に放り込んだ私たち。
お惣菜売り場の試食のノリです。

「ふむふむ・・・」
美味しい、確かに美味しい。
けれど、店主Bの第一声は「これでビール2本分か~」でした。

店主Bにはベルギーチョコより、ベルギービール。(+生ハム)
次回のバレンタインデーには、また企画を練り直さなければなりません。

人をハッピーにすること

昨日、急用ができて夕方に家を出ました。
帰りが遅くなったので、夜ごはんは外食になりました。

実は、そのお店で接客をしてくれたウェイトレスさんのお陰で、
一日経った今も、なんだかハッピーな気持ちが続いています。

といっても、特別なことがあったわけではありません。
高級なレストランで、一流のサービスを受けたというわけでもありません。

普通のレストランで、普通に食事をしただけです。
そのウェイトレスさんは、とてもにこやかに、とても細やかな心遣いで、
自然に普通の接客をしてくれました。

彼女は多分アルバイトだと思うのですが、
その笑顔や心遣いは、マニュアルによるものではありませんでした。
それは全て、彼女自身の人間性から自然ににじみ出ているものだったと思います。

彼女からしてみれば、いつものように、いつもの仕事をしているだけだったのでしょうが、
その印象はとても爽やかで、店を出たあともずっと私たちの心に残りました。

『世のため人のため』なんて気負わなくても、
普通に仕事をしているだけで、
こんなふうに人をハッピーにすることができるものなのですね。

「また来ようね」
食事をしている最中にもう、私たちはそう言い合っていたのでした。

つがい

鳥さんたち~
そんな吹きっさらしのところにいて
寒くないですか~?

えっ?
全然寒くない?

そ~ですか~
そりゃそうですよね~

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