*たわごとコラム

当たり前な奇跡

今年もここに、店主Bが撮影した日の出の写真を貼り、
「あけましておめでとうございます。」という挨拶文を載せました。
お正月恒例のパターンです。

この一見当たり前な日の出の写真は、実は「ある意味奇跡の写真なのだよ。」と、
静かにお伝えしておこうかと思います。

店主Bがお正月に日の出の写真を撮影するようになったのは、2000年からです。
今年は2021年なので、21回目ということになります。
そして、これまでに日の出の写真が撮影できなかったことは一度もありません。
店主Bは、21年間毎年必ず元旦に日の出の写真を撮影できているということです。

21年間、毎年元旦の朝が晴れだったということ、
そして店主Bに、寒い冬の朝でも海岸まで行く体力があり、
世の中も平和だったということですね。

以前コラムにも書きましたが、直前まで吹雪で、
それでも諦めず浜に行ってみたら、日の出直前に雲が切れて撮影できたという年もありました。

何事もなく繰り返していることは、「当たり前」になりがちなのですが、
実はそれこそが奇跡なのだと、最近またつくづくと思います。

「今年の年末、世界がどうなっているのか全く予想もつかない。」
そんな激動の世の中でも、変わらないもの。
そういうものを「当たり前」にしないように、
しっかりと見つめ、味わって、日々を過ごしてゆきたいと思っています。

 

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