*たわごとコラム

子供には解けて大人には解けない

*文末に答えを追記しました。

———————————————————————————-

店主Bから突然「これ解ける?」と出された問題。
なんでも「子供には解けて大人には解けない」問題なのだそうです。
どうやら、インターネット上で話題になっている様子。

最初に出されたのがこの問題。

*2581=??? ???の数字は?

c1608-27a

*車の下に隠れている数字は?

c1608-27b

これは、なぜかすぐにピンときて短時間でクリア。
ポイントに気がついてしまえば、なんてことない問題です。

 

ところが、小学4年生の普通の算数だというこの問題には結構苦戦しました。

*『3つの正方形の合計面積を求めよ』

c1608-27c

小学生の算数・・・難しい。

う〜ん、やっぱり頭が固くなっているんですかね。

大人になると、子供の頃のような自由な発想がなかなかできなくなりますね。
こんな子供たちの珍回答を見ると、つくづくそう思います。

c1608-27e

c1608-27g

c1608-27d

なんかもう・・・大爆笑。

 

せっかくなので上の問題の答えは明日、追記しますね。
初めてこの問題を見る方、是非トライしてみてください。
頭の体操になりますよ!

 

 

 

 

 

———————————————————————————-

【答え】

*2581=??? ???の数字は? 【答え】2

*車の下に隠れている数字は? 【答え】87

*3つの正方形の合計面積を求めよ 【答え】241 ㎠

布の一生

先日、ハギレについてのコラムを書いていて、ふとこんな絵本を思い出しました。

 

c1608-10

 

「もぐらとずぼん」です。
「もぐら」というのは、言うまでもなくチェコの人気キャラクター「クルテク」のこと。
プレシャス・ブックスでも以前にご案内したことがあります。

その時の添え書き・・・

「誰かのお家の庭先に洗濯物として干してあった青いズボンを見て、どうしても欲しくなってしまったクルテク・・・悩みに悩んだあげく、糸の材料になる植物を育て、その糸から布を織り・・仲間たちの力を借りて、ついには素敵なズボンを作り上げます!
えらいっ!!どこの誰が、ズボンが欲しくなったからといって、糸の材料になる植物から育てようなんて思うでしょうか! この絵本は、夢を叶える方法を教えてくれているのです。」

服を自作する人は結構いると思いますが、糸から作る人は稀です。
クルテクのように服を作ったら、少しぐらい古びてきてもその服を簡単には捨てられないでしょうし、
作る過程で出たハギレさえも大切にすることでしょう。

パッチワークなど、ハギレを使った小物作りのアイデアはたくさんありますが、
なるべくハギレを出さず、布を使い切るようなデザインの服を作る・・・という考え方もあって、
実際にそういう服作りをする人を何人か知っています。その人たちは皆、
手織りの布を使っていたり、布を作る人たちと共に歩んでいます。

布を無駄にしない服といえば、日本の着物はまさにそういう作り方をします。
作る段階でハギレが出ないだけでなく、着古した後も他のものにリメイクしやすく、
昔の人は雑巾になるまで使い切ったといます。

私の母は洋裁も和裁もできる人でしたが、布どころか糸さえも大切に使い切っていました。
昔の人は皆そうだったのかもしれませんね。

断捨離ブーム?も手伝って、世の中に古着が有り余っているそうです。
ハギレどころか、服そのものが大量に捨てられているのです。
昔は物資に困っている国に送られることもあったようですが、
今や古着はもういらないと断られることが多いというニュースを目にしました。
大量に流入する古着に市場を奪われて、途上国の零細な繊維産業が破綻している例も多いそうです。

断捨離が終わったら「もぐらとずぼん」を開いてみませんか?
きっと何かをリセットできると思います。

捨てられないハギレ

先日ブラウスを自作した時に出たハギレ。
こんなに小さいと小物作りに流用するのも難しそうですが・・・捨てられません。
ビンボーショウ?

よくよく見ると、綺麗なんですよね〜。

C1608-01a

この布地は、なんと25年以上も前に入手してそのまま保管してあったもの。
基本的にものを作ることが好きなのですが、
当時は時間的に余裕がなくて、好みの材料を見つけて購入しても、
なかなか形にすることができませんでした。
それを今頃になって引っ張り出してきて再利用?しているのです。

これはインドのマドラス(今はチェンマイ)で生産されているマドラスチェックと呼ばれる綿生地で、
縦糸と横糸がまさに色々、それらが交わってさらに違う色を織りなしています。
ところどころに織りムラやネップがあり、洗うと豪快に色落ちしてしまうのですが、
肌触りが良くて、涼しくて、この生地で服を作るととにかく着心地が良いのです。
25年前は布地屋に行くと必ず定番のように何種類かは置いてありましたが、最近はそれほど見かけなくなりました。

何年かぶりに保管してあった生地を広げてみたら、インドのお香?のような匂いがしました。

この香りはどこでついたのかしら?
昔のインド綿は天然染料で染められたものも多かったのですが、まさかそこまでのものではなさそうだし・・・
現地の工場でお香が焚かれていたとか?
他のインド製品と一緒に輸送されたとか?

かつてインドに行った時に垣間見た、かの国の人たちの働く姿がが脳裏に浮かびます。
ハギレを眺めながら、南インドを一巡り。

その後たまたま宮脇綾子さんの作品集を開いて思いました。
宮脇さんだったら、もちろんこのハギレを大切にとっておくことでしょう。
そしてきっと、何かの作品に使ったはずです。

そんな気持ちでもう一度このハギレを眺めたら、まぶたの裏に一瞬、夕暮れ時の水平線が浮かびました。

PADE TOP