*たわごとコラム
春の力
窓の外は雨。
あまりの寒さに暖房をつけました。
それでも、春は春。
民家の庭先にも、遠く望む山々にも、いっせいに新たな命が芽吹いています。
先月末、MACがクラッシュするという不測の事態が起きて
今月はコンピュータの前で過ごす時間がやたらに多かったのですが
作業に行き詰まる度、無意識に窓を開けて春色の山を眺めたり、
近くに咲いている桃の花を見つめたり、
我が家の小さな小さなフラワーガーデン?に手を入れたりしていました。
そうするとね、脳神経にたまった疲れが、
ふっと消えてしまうんですよ。
まさに、植物たちのエネルギーをお裾分けしてもらっている感じです。
深呼吸をしながら思わず、以前にもコラムに書いた
宇宙飛行士の言葉を思い出しました。
「地球上の生命を育てているこの宇宙船の菜園(宇宙船の中にある実験用の菜園)が、どんなに大きな楽しみだったか、なかなか分かってもらえないだろう。菜園を見にいくとき、「さあ、森へ散歩に行こう」といったりしたものだ。地球の緑を見て育ったわれわれは、植物を見ると心が休まる。ちっぽけな植物のそばで横になるだけで、心がなごんだ。」
星の王子さまも、自分の星にバラが咲いていなかったら、
地球に留まっていたかもしれません。
もしかすると、バオバブでさえ星の王子さまには必要だったのかもしれませんね。
それにしても、春の植物たちのエネルギーは格別です。
桜がいっせいに咲き始める時
木々の新芽が萌えいでる時
あたりにものすごい生命エネルギーが満ちているのを感じます。
ベランダの小さな鉢植えにさえ・・・
芽が出て、花が咲く、ただそれだけで、
ストレスまみれの人間(それは私)を救う力があるのですね。