*たわごとコラム
タトル商会のお店が消えてしまったって、本当ですか?
タトル商会のお店が消えてしまったって、本当ですか?
最近神田に行っていないので、今の今まで知りませんでした。
タトル商会は、戦後から洋書の輸出入や翻訳権取引などを手がけてきた書籍商で、神田古本屋街のメイン通り沿いに、小さいながらも味のある直営店を構えていました。
時代の流れで、棚の雰囲気も随分と変わってきたけれど、いつだって、この街を歩くときは決して通り過ぎることのできない店の一つでした。
学生時代からよく足を運び、
限りある予算でどの本を買うか迷いながら、いつも長居をしていました。
銀座のイエナ洋書も消えてしまったし・・・
インターネットが普及して、洋書は随分と手に入りやすくなりました。
こういう店が消えてしまうのも、無理からぬことかもしれません。
確かに、本を買えるところは増えているかもしれないけれど、
“本に出会えるところ”は、減っているような気がします。
特に、“本を実際に手に取って見る”という出会い方のできる場所が・・・