*たわごとコラム
どうか無事に巣立ってくれますように
昨日の朝、なんかベランダでピーピーいってるな~と思ったら、
片隅にスズメの雛がうずくまっていました。
毛はもうほとんど生え揃っているけれど、自分では動けない様子。
巣から落ちてしまったのか、それとも巣立ちに失敗したのか・・・
危険な場所ではなかったし、
下手に触ったら親鳥に見放されてしまうかもしれないと思い、
とりあえずそのままにして家の中に入りました。
「さて・・・どうしよう」
屋根の上にあるはずの巣に戻してあげられたらいいのだけれど、
場所的にちょっと無理。
あれこれ考えながらも、
まずは、親鳥が寄って来やすいように、ベランダに面したカーテンを引いて、
それから、テッシュの箱で即席巣箱を作ることにしました。
そうしている間にも親鳥がやって来て、
ベランダの手すりにとまり、さかんに雛の鳴き声に答えています。
店主A&Bで、少し水を与えた方がいいんじゃないかとか、
動物病院に電話してみようとか、
ネットで調べてみようとか、
あーだこーだ、あーだこーだ話し合ったあげく、
とりあえず元気に鳴いているのだし、
親鳥が接触できる場所に移してあげれば、
どうにかなるんじゃないかという結論に達し、
極力手出しをしないことにしたのでした。
丸一日経ちましたが、今もカーテンの向こうでピーピー元気に鳴いています。
親鳥が餌を与えているところも、しっかり確認できました。
ただ、ちょっと足下がおぼつかない感じで、
落ちた時にどこかを傷めたんじゃないかとそれだけが心配です。
日がな一日、二人して代わる代わる
カーテンの影からそーっと雛の様子を伺っていました。
小さな命が気になって仕方ありません。
「どうか無事に巣立ってくれますように」