*たわごとコラム
「ただいま」
「ただいま」
久しぶりに、旅に出ました。
純粋に、「旅すること」が目的の旅でした。
行きたいと思うところへ行き、
見たいと思うものを見てきました。
本がたくさんあるところではありませんでしたが、
おもしろい書店がいくつかありましたので、
おいおいレポートさせていただきますね。
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出発前にアップしようと思ったら、
サーバーダウンでできなかった写真。。。
大根盆栽が花を咲かせようとしています。
根を切られていても、春を忘れていないんですね。
『少年とカモメ』原画展
カモメになりたいと思ったことがありますか?
自分ではない、なにかに・・・
ここではない、どこかに・・・
そう願ったことはありますか?
生きていれば、本当にいろいろなことがありますから、
そんな思いを抱いたことがある人も多いのではないでしょうか。
「少年とカモメ」という新作絵本にご縁をいただきました。
東北の震災地で生まれた作品とのこと。
悲しみと孤独の中で、カモメになりたいと願った少年のお話です。
けれども・・・この作品には「生きる覚悟」が宿っています。
3月に横浜で原画展が開催されます。是非。
絵本『少年とカモメ』原画展
作家:すぎうら ひろあき
横浜市 art Truth
2014/3/5(水)~3/10(月)
11:00 – 19:00(最終日17:00迄)
詳細はこちらへ>>
http://www.yccp.jp/art-truth/exhibition/20140305.shtml
絵本「少年とカモメ」は、原画展会場で販売されますが、
通販でも入手可能です。
メールで問い合わせてみてください。
問い合わせ先:tatuke2003@yahoo.co.jp
大きいサイズ(21×21):1600円
小さいサイズ(15×15):1200円
編みぐるみのカモメ(ストラップ付き/羽の色が3種類):800円
「えいっやーっ!」なかんじで
3月中旬、久しぶりにまとまったお休みをいただこうと思います。
なんだか急にいろいろな条件が整って、
この時期なら、ずっとやりたいと思っていたことをやったり、
行きたいと思っていたところへ行ったりすることができそうなのです。
かなり「えいっやーっ!」なかんじですが、
今度いつチャンスがあるか分からないので、
休みはとれる時にとっておこうと思います。(苦笑)
雨から雪へ
バレンタインデーの朝、この辺りでは小雨が降っていました。
同じ町に住むSさんに届け物があったので、
「これからお伺いしていいですか〜」と電話をしたところ、
「雪が降っているので、車で来ると危ないですよ」とのお返事。
Sさん宅までは車で3分たらず。
ちょっと山側に入った場所で、そんなに標高が高い場所でもありません。
本当に「すぐそこ」っていう場所なのですが、
窓の外は雪景色なのだそうです。
いったいぜんたい、うちからSさん宅の間のどの辺で
雨が雪に変わっているのか、ちょっと見に行ってみようかしらと思っている矢先に
我が家の窓から見える雨も、みぞれまじりになり始めました。
夕方には、いつもお世話になっている宅配便のドライバーさんから
「今日は雪で集荷ができません」という電話。
雪のせいでいろんなものが滞ってしまっているようです。
バレンタインデーに届くはずだったプレゼントも、
どこかでちょっと足踏みしているかもしれませんね。
雪を見てワクワクするのは・・・
8日、関東地方は記録的な大雪。
東京の都心で数十年ぶりに20センチを超える積雪を観測して、大騒ぎになりました。
埼玉に住む友人からのメールには、慣れない雪かきでヘトヘトになったこと、
2匹の老犬がはしゃぎ過ぎて、うち一匹が足をくじいたこと、などが綴られていました。
ワンコって、雪を見るとはしゃぎ出すんですよね。
そういえばわたしも、子供の頃は雪が降るとウキウキして外に飛び出してゆきました。
関東平野では、雪が積もるなんて滅多にないことなので、
子供には危機感が全く無いのです。
雪が降ってくると、
「わ〜、雪だるま作れるかな〜」なんていうワクワク感でいっぱい。
いずれにしても、この程度の雪で大騒ぎになるなんて、
北国の人は首をかしげていることでしょう。
北国のワンコも、雪を見てはしゃぎ出すのでしょうか?
大人になると「大変だ〜」という気持ちの方が先立ってしまいますが、
子供の頃のワクワク感が懐かしいです。
雪を見てワクワクするのは、子供と犬だけではないらしい・・・
月と農業

図書館でこんな本を見つけ、ついつい借りてきてしまいました。
「月と農業」
中南米農民の有機農法と暮らしの技術
わたくし、月にまつわる本にはどういうわけか、触手が伸びてしまいます。
「月と建築」「月の名前」「月光浴」・・・月の絵本から写真集まで。
ファンタジーよりも、実際に月と人間の関わりをテーマにしている本に惹かれます。
人が月を感じることによって生まれた文化や価値観、
実際に万人が受けている月の影響について書かれた本など。
潮の満ち引きが月の引力で起こることは学校で教えてくれるのですが、
それ以上のことを習った記憶がありません。(私が覚えてないだけ?)
考えてみれば、広大な海を引っ張ってしまう程の力なのですから、
他のものに影響していない訳がありません。
人体の水分量は約60%といいますから、その水だって海水と同じように
月に引っ張られているわけです。
そうそう、あなたもわたしも、なんだかんだいって月に引っ張られているんです。
lunacyなんていう単語があって、辞書を引くと
「月の満ち欠けによる一時的な精神錯乱。
月(ラテン語でluna)の光を浴びることで気が狂うと考えられことから。」
なんて書いてありますが、体内の水分移動や圧力が
脳に影響を与えている可能性だってあるわけです。
植物だって同じです。
そういう宇宙のリズムを、中南米の人は感じ取って農業にいかしていたんですね。
月と農業といえば、ルドルフ・シュタイナーによって提唱された、
バイオダイナミック農法(シュタイナー農法)も、
天体の動きが植物に与える作用を重視した農業暦を使います。
現代農業では、気温や、風や、雨や、日光を考慮するのは当然ですが
「月の影響」なんていったらほとんどの方が首を傾げそうですね。
現代農業は、自然からの影響を人智で克服することに力を注いできましたが、
その考え方にはかなり無理があることに、
もう多くの人が気付いているのではないかと思います。
生き物はみな、知らず知らずのうちにいろいろなものから影響を受けています。
そういうものに、もう少し意識を傾けてみる。
そうすると、新しい道が見えてくるような気がするのです。
この本を読んでいると、その道はかつて誰もが歩んでいた道、
つまり、いつかどこかで見失ってしまった道なのではないかと思えてきます。
樹木希林さんの価値観
1月27日、今年初めての”春”を感じました。
そして本日2月3日は、4月中旬の陽気だそうです。
三寒四温の季節には、まだちょっと早いような気もするのですが、
もう春はそこまで来ているんですね〜。
前回のコラムで、今でも手元に残っている絵本について書きました。
子供の頃の、その本に対する思い入れについて。
同じようなテーマで話されていた樹木希林さんのお話がとても印象的でした。
「私は孫には、何も買ってあげないの。本当に何も買ってあげたことがない。」
周りの大人が何でもたくさん買い与えてしまうから、本人は自分が本当は何が欲しいのか
分からなくなってしまうのだと、樹木さんはいいます。
「いつか、本当に自分が欲しいものが見つかったら、その時は何でも買ってあげる。」
と、お孫さんには言っているのだとか。
樹木さんは、ご自分の持ち物に対しても、一切妥協がないことで知られています。
例えば、24時間テレビのスタッフがオリジナルのTシャツを進呈しようとしたところ、
「お願いだから、私にそれをくれないで。」と断られたそうです。笑
誰かが何かをくれようとしている時にはっきりとお断りすることも勇気がいりますが、
それ以前に、自分には何が必要で、何が好きで、何を大切に思っているのか、
ということをぶれずに認識し続けることも、結構難しいことなのかも知れません。
樹木さんはそれをお孫さんに教えようとされているんですね。
自分で選ぶという経験
子供の頃に大好きだった本は何冊も記憶にあるのですが、
手元にはほとんど残っていません。
何度も引っ越しを繰り返してきたので、
いつ、どうして手放したのかという記憶は曖昧です。
飽きもせず繰り返し眺めていた洋書絵本や名作絵本は、
みんなどこかへ行ってしまいました。
そう、今となってはまさしく「みんなどこかへ行ってしまった」という感じ。
逆に考えると、残っている数冊は何故手放さなかったのか・・・
これまでの人生の中で、何度も何度も持ち物の取捨選択の機会があったにもかかわらず
その度に「これはとっておこう」と決めてきた本たち。
それは、宇宙と地球のこども図鑑と、「お料理しましょう」のシリーズ・・・
他は、お気に入りの童話と詩集が少し。
今まであまりその理由を考えたことがなかったのですが、
残っている本たちを久しぶりに開いてみたら、少しずつ当時の記憶が甦ってきました。
これらの本たちは、自分で見つけてきて、
どうしても欲しいとねだって手に入れたものだったこと。
本屋さんに取り寄せをお願いして、指折り数えて到着を待った本たちでした。
いろんなタイトルがあるのに、なぜか宇宙と地球だけを買ってもらったこども図鑑は、
何度も学校の自由研究や宿題に使いました。
「お料理しましょう」は、ページをめくりながら「今度は何を作ろう・・」
とワクワクしながら眺めて、実際にいくつも料理を作りました。
だから、どちらの本もシミだらけでボロボロです。
親が与えてくれたり、誰かにプレゼントしてもらったものでも、
大好きだった本はたくさんあったのですが、何故かそれらは残っていません。
もちろん、どちらも記憶の中では宝物なのですが、思い入れの深さが全く異なります。
そう考えると、子供には推薦図書などを”与える”よりも、
なるべく偏りなくたくさんの本と出会わせてあげて、
その中でその子が”これっ!”と選んだ本を側に置いてあげるほうが、
いいのではないかと思えてきます。
自分で”これっ!”と選んだ感覚そのものが、
大切な経験になってゆくのではないでしょうか。
与えられてばかりいると、いつかその感覚がにぶってしまって、
自分が本当は何が好きなのかが分からなくなってしまうかも知れません。
まん丸スズメ
寒い日が続いていますね。
スズメたちもまん丸です。
どこかへ導いてください
先週は仕事始めの第一週。
今年初めて電話でお話しする人には、
やはり「明けましておめでとうございます」という挨拶から会話が始まります。
同じ町に住むMさんからも電話がかかってきて、店主Bが応対しました。
Mさんは一回り上のアーティストさんですが、とても気さくな方で、
お話をする時には笑いが絶えません。
そんなMさんへの年明けのご挨拶。
店主B「どうもどうも、あけましておめでとうございます。ガハハハ」
何故か初っ端から大笑い。
『ふつつか者の私たちですが、本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。』
と、多分そう言いたかったんだと思います。
店主B「今年も未熟者の私たちを、どこかへ導いてください。ガハハハ」
「どこかへ」って、いったいどこに?
それともあれですかね。
『迷える子羊をどうかお導きください。』とか、そんな感じ?
なんだか分かりませんが、終始「ガハハハガハハハ」
横で聞いていた私も、つられて「ガハハハハ・・・」
そんなわけで、Mさんにどこかへ導かれてしまうかもしれない2014年。
いずれにしても、笑う角には福来るで、新年早々大笑いできるのは何よりです。
こんなふうに多少意味不明でも、楽しく一緒の時を過ごせる
友人や先輩たちとのご縁に恵まれて、
「今年もいろいろあるだろうけれど、なんとかなるさ〜」
と思えた一週間でした。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
気付いてみればPrecious Booksも12年目を迎えました。
インターネットの技術は日進月歩で、
10年前とは比べものにならないほど便利になっているというのに、
Precious Booksのスタイルはスタート当時から何も変わっていません。
進歩がないというか、成長がないというか。
そろそろいろいろな意味でリニューアルをした方がいい気もするし、
この際何も変えずに、ずーっと同じスタイルで続けてみようかしら、とも思うし・・・
今年も、『どうしよかな〜』と考えているうちに一年が終わってしまうかも。(苦笑)
まあ、いずれにしても「ときめく本との出会い」がPrecious Booksの原動力。
それがなければ、店のスタイルなど何の意味もありません。
2014年、今年も多くの「良き出会い」がありますように。
さて、2014年の一冊目は、午年にちなんで、
馬のイラストが素敵なロシアの絵本を選んでみました。
といっても、馬が主人公ではないんですけどね。
お姫様が乗っている白い馬が、とてもチャーミングなのです。
本年もどうぞよろしくお願い致します。



